1000倍速、いや2000倍速だ!メモリーカードの倍速って何の倍速なのか「そんな高速・大容量はいらない?」
コンデジやデジタル一眼レフはCFカード(SDHC/XC)が主に利用され、ミラーレス一眼やデジタルビデオカメラではSDカード(SDHC/XC)が標準の記録メディアとなっている。
そして人気のスマホやガラケーはmicroSD(HC/XC)といったメモリーカードが使われている。
いずれもコンパクトながらも、保存するモノに困るくらい大容量なデータを記録できる。
たとえば、
1600万画素のコンデジに256GBのSDXCカードをセットしたとする。
すると記録コマ数は表示しきれず、コンデジで表示できる最高枚数のままになるほど。
もはや、1600万画素のコンデジに、256GBカードは容量が多過ぎるというわけだ。

1600万画素のコンデジに256GBのSDXCカードを差してみた。
それと同時に、今のメモリーカードは高画質化も進んできている。
高画質な静止画や動画を撮影するには、「書き込み速度」が高速なメモリーカードが必要になってきた。また、メモリーカードのデータをパソコンなどに取り込む際の「読み出し速度」の高速かも求められている。

600倍速のSDXCカードの読み書き速度
■いわゆるメモリーカードの「XX倍速」とは、何の倍速なのか?
ところでSD系メモリーカードやCFことコンパクトフラッシュでは、「XX倍速」という表記を見かけることがある。
たとえば先日、
レキサー(Lexar)がリリースしたSDHC/XCカードは、なんと2000倍速という速度を持つという。
2000倍速のリリースと同時に1000倍速のモデルも投入されている。さらに同社のCFカードは1066倍速の速度という製品まである。

レキサーの2000倍速、1000倍速のSDHC/XCカード
さて、この1000倍速、2000倍速とは、何に対する倍速なのだろう?
この「XX倍速」を使い始めたのは、まさに今紹介しているレキサーだ。
具体的にはCDの等倍(1倍速)である150KB/秒を基準にしている。
そして表記と実際の転送速度は以下のようになっている。
■倍速表記と転送速度
1倍速:150KB/秒
10倍速:1.5MB/秒
20倍速:3MB/秒
40倍速:6MB/秒
60倍速:9MB/秒
80倍速:12MB/秒
100倍速:15MB/秒
120倍速:18MB/秒
133倍速:20MB/秒
150倍速:22.5MB/秒
200倍速:30MB/秒
400倍速:60MB/秒
600倍速:90MB/秒
800倍速:120MB/秒
1000倍速:150MB/秒
1066倍速:160MB/秒
2000倍速:300MB/秒
なお、実際の使用では、必ずしも高速な速度が必要と言うわけではない。
高速、大容量になるほど、販売価格も高くなる。
ちなみに、1200万〜1600万画素のデジカメなら約100倍速もあれば十分だ。
また、フルHD以下の解像度での動画撮影なら約150倍速でも十分に間に合うだろう。
メモリーカードを選ぶ際には、やみくもに高速で高額なメモリーカードを選ぶのではなく、必要な「速度」と「容量」を見極めることが肝心だ。
小川夏樹(ITライフハック副編集長)

