アギーレJAPAN 遠藤らベテラン招集でアジアカップメンバー競争が激化
5日の記者会見で、アジアカップに向けたチーム作りはどれくらい進んでいるのか問われたハビエル・アギーレ監督はこう語った。
「チームの80パーセントから90パーセントは決まっています」
今回の招集メンバーの特徴は、海外組を絞り込んだことと、ベテラン勢を呼んだこと。通常、チーム作りをする場合は、最初に骨格を決め、新たな血液となる招集歴の浅い選手を試し、最後に不安のある部分に経験のある選手を加えて完成させる。
今回、9月から3カ月連続で呼ばれているのは川島永嗣、西川周作、森重真人、吉田麻也(10月はケガのため辞退)、酒井高徳、香川真司(9月は負傷のためメンバー外だったが「最初は呼ぶ予定だった(アギーレ監督)」)、柴崎岳、岡崎慎司、本田圭佑、武藤嘉紀の10人。この10人が現在の核と考えられる。
そう考えると、2回招集された選手は当落線上と言うことだろう。海外組では長友佑都、細貝萌、田中順也、長谷部誠、柿谷曜一朗、国内組では、水本裕貴、太田宏介、塩谷司、昌子源(1回はケガで辞退)、松原健、田口泰士、森岡亮太、小林悠の13人になる。
ここに今回呼ばれたベテラン勢、遠藤保仁、今野泰幸、豊田陽平が競争に加わってくる。
「サッカーで大切なのは質であり年齢ではありません。遠藤も今野も今季素晴らしいシーズンを過ごしています。毎週末、ベストプレーヤーに選ばれています。年齢を考えてもフィジカルコンディションがいい状態です。柴崎や田口のように今代表でキャリアをスタートしている選手の助けになってくれます」
「豊田はパワフルな選手です。空中戦で強い。岡崎とは違った特長を持っています。ですのでまた違った攻撃ができます。Jリーグで15得点と、呼ぶべき選手だと思っています。実際ゲームで見ても、彼は誇りを持って正直なプレーをする選手だと思いました」
アジアカップの予備登録は50人。そして本登録は23人になる。3回招集されたのが10人、2回が13人、ベテランが3人で、ここまでで人数オーバーだ。
この中で誰がオーストラリアに行けるのか。アギーレ監督は探している選手がいるという。「複数の選手がこなせる選手を探さなければいけない」。そして複数のポジションがこなせる選手の例としてあげられたのは、酒井高徳、森重真人、小林悠。2回招集された選手の中では小林が一歩リードと言うところか。
「この2試合(14日・ホンジュラス戦、18日・オーストラリア戦)は勝ちに行く試合。アジアカップのことを考えながら勝ちに行きたいと思います」
今ここに挙げた選手も、次の2試合でインパクトを残せなければ生き残れないのがアギーレ流だ。11月の親善試合は、代表選手間では「親善」とは言えない戦いなのだ。
【取材・文/日本蹴球合同会社 森雅史】
「チームの80パーセントから90パーセントは決まっています」
今回の招集メンバーの特徴は、海外組を絞り込んだことと、ベテラン勢を呼んだこと。通常、チーム作りをする場合は、最初に骨格を決め、新たな血液となる招集歴の浅い選手を試し、最後に不安のある部分に経験のある選手を加えて完成させる。
そう考えると、2回招集された選手は当落線上と言うことだろう。海外組では長友佑都、細貝萌、田中順也、長谷部誠、柿谷曜一朗、国内組では、水本裕貴、太田宏介、塩谷司、昌子源(1回はケガで辞退)、松原健、田口泰士、森岡亮太、小林悠の13人になる。
ここに今回呼ばれたベテラン勢、遠藤保仁、今野泰幸、豊田陽平が競争に加わってくる。
「サッカーで大切なのは質であり年齢ではありません。遠藤も今野も今季素晴らしいシーズンを過ごしています。毎週末、ベストプレーヤーに選ばれています。年齢を考えてもフィジカルコンディションがいい状態です。柴崎や田口のように今代表でキャリアをスタートしている選手の助けになってくれます」
「豊田はパワフルな選手です。空中戦で強い。岡崎とは違った特長を持っています。ですのでまた違った攻撃ができます。Jリーグで15得点と、呼ぶべき選手だと思っています。実際ゲームで見ても、彼は誇りを持って正直なプレーをする選手だと思いました」
アジアカップの予備登録は50人。そして本登録は23人になる。3回招集されたのが10人、2回が13人、ベテランが3人で、ここまでで人数オーバーだ。
この中で誰がオーストラリアに行けるのか。アギーレ監督は探している選手がいるという。「複数の選手がこなせる選手を探さなければいけない」。そして複数のポジションがこなせる選手の例としてあげられたのは、酒井高徳、森重真人、小林悠。2回招集された選手の中では小林が一歩リードと言うところか。
「この2試合(14日・ホンジュラス戦、18日・オーストラリア戦)は勝ちに行く試合。アジアカップのことを考えながら勝ちに行きたいと思います」
今ここに挙げた選手も、次の2試合でインパクトを残せなければ生き残れないのがアギーレ流だ。11月の親善試合は、代表選手間では「親善」とは言えない戦いなのだ。
【取材・文/日本蹴球合同会社 森雅史】