撮影後に自由にピントを変更できるカメラ「Lytro」が新たにリリースした一眼レフデザインのカメラ「Lytro Illum」がいよいよ2014年8月から出荷され始め、さっそく詳細なレビュー報告と撮影写真が上がってきています。

Lytro Illum review: this is the camera of the future | The Verge

http://www.theverge.com/2014/7/30/5949913/lytro-illum-review

What I learned shooting with the Lytro Illum | The Verge

http://www.theverge.com/2014/8/1/5956441/what-i-learned-shooting-with-the-lytro-illum

The VergeによるLytro Illumの使用感のレポートはこのムービーで見ることができます。

この一眼レフの様なデザインのカメラがLytroの新型カメラ「Lytro Illum」です。



奥行き16.6センチ×幅14.5センチ×高さ8.6センチで、グリップ・液晶ディスプレイ部分が斜めの独特なデザイン。



前モデルの初代「Lytro」とはまったく異なる形です。

写真撮影後にピント合わせができるカメラ「Lytro」でいろいろ撮影してみた - GIGAZINE



構えるとこんな感じ。



一眼レフカメラのようなフォルムでフォールド性は良好。



というよりは、940gの重さのLytro Illumは「両手でないと持つのが大変」とのこと。



Lytro Illumのレンズは35mm換算の30〜250mmで、全域でF値2.0。撮影した写真は、後処理でF値16まで変化させることが可能。



一眼レフレンズと同様にフォーカスリング付き。Lytro Illumはピント変更なしの普通の写真も撮影可能で、「レンズはソニー製高性能デジタルカメラ『RX10』並の汎用性がある」とのこと。



しかし、ピントを事後的に自由に変更できるLytro独特の写真を撮影するためには、レンズをぴたっと静止させる必要があり、かなりの腕前が要求されるため「三脚なしではストレスがたまる」という評価がなされています。



The VergeがLytro Illumで撮影した写真のサンプルがこれ。マウスでクリックした場所にピントを合わせることが可能です。

なお、Lytro公式サイトには、Lytro Illumで撮影された写真が多数、速攻でアップされており、Lytro Illumの性能の高さと撮影できる写真の圧倒的な威力を見せつけています。

Lytroならではの写真。

水中撮影したイソギンチャク。

ピントを変更するのが楽しいアイデア写真。

撮影にテクニックと慎重なカメラセッティングが要求されるLytro Illumですが、出来上がった写真の画力の高さは作例から明らかです。ただし、ピントを自在に変更できる写真の撮影には特殊なレンダリング処理が必要で、Snapdragon 800という高性能SoCを搭載しているLytro Illumでも頻繁にフリーズするため、フリーズした場合にはカメラのバッテリーを抜き出し強制的にシャットダウンさせる必要があるとのこと。



重くてシビアな操作性を求められること、写真データの編集には高性能なPCが必要であることに加えて、1499ドル(約15万4000円)という価格の高さから、おいそれと手が出せるカメラとは言えないLytro Illumですが、オンリーワンの写真を撮影できる性能ゆえに、小型化・軽量化・処理速度アップ・低価格化など、今後のさらなる進化を期待せずにはいられない製品となっています。