12日のセリエA第19節、サッスオーロ対ミランの一戦は、ミランMF本田圭佑の試合となるはずだった。だがこの試合は、19歳5カ月10日の若手ストライカーにとって最高の夜となった。4ゴールを決めたサッスオーロFWドメニコ・ベラルディのことだ。

ミラン相手に4ゴール。誰も決めていないことだ。歴史をつくったシルヴィオ・ピオラだけである。それが、これだけの若者が90分に4得点とは…。これでベラルディは平均95分に1得点というペース。ジュゼッペ・ロッシでも今季これ以上の出来は見せていない。

ベラルディは試合後、「決して今日のことを忘れないだろう。この4ゴールは(フランチェスコ・)アチェルビと家族、恋人にささげる」とコメント。「監督の進退も騒がれていたし、うれしいよ。彼は僕らをセリエBからセリエAに昇格させてくれたんだ」と続けた。

4ゴールのうち、「3点目はすごかったね」と話したベラルディ。だが、「カカーにユニフォーム交換を頼んだんだ。友達にプレゼントしなきゃいけなくて。彼は素晴らしい選手だよね」と謙虚なところも見せた。

ミランFWマリオ・バロテッリも、ツイッターで「おめでとう。本当に素晴らしい」と、ベラルディに賛辞を送っている。

ベラルディは今季のセリエAで11得点。夏にユヴェントスが450万ユーロ(約6億4000万円)で共同保有権を獲得している選手だ。6月に残りの450万ユーロも支払うだろう。彼はすでにユヴェントスの選手なのだ。本田と同じ左利きだが、この日の試合では本田の存在感も薄めてしまった。この日の主役は彼だった。