【韓国BBS】日本のアダルト業界がまた韓国人ユーザーを告訴
韓国のコミュニティーサイト「eTorrent」の掲示板に「日本のアダルトビデオ製作会社らが韓国のネットユーザーと大手ウェブハード業者(ネット上でファイル保存サービスなどを提供する業者)を著作権侵害で告訴」とのスレッドが立てられたところ、韓国人ネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。
スレ主は、アダルトビデオを製作する日本企業などが、自社コンテンツをインターネットで不法流通し商業的に販売したとして、韓国国内のインターネットユーザーらと有名ウェブハード業者1社を検察に告訴したとの報道を紹介した。 日本の成人用著作物製作会社で構成される知的財産振興協会(IPPA)が10月に、ウェブハードに自社映像物を掲載し、会員からダウンロードさせ業者から金を受け取ったヘビーアップローダーらを著作権法違反疑惑で仁川地検に告訴した。
2009年にも、米国と日本のアダルト映像物制作会社の50社が同じ容疑で1万人近い韓国人ネットユーザーを告訴したことがある。これに対し、韓国の最高検察庁は、捜査自体が著作権を保護する結果となることを懸念し、著作権法違反は適用せず、わいせつ物の流布についてのみ調査した。
韓国人のネットユーザーからは「韓国ではポルノは違法」、「再発はだめ」、「泥棒の盗品を購入するようなもの」となどと、韓国国内に氾濫する違法アダルトビデオについて批判する意見が並んだ。
しかし、「ウェブなら安いから」、「今時こんな規制、ナンセンスじゃない?」、「不思議の国の法律」として、韓国の性描写の規制について異議を唱える声も上がった。
また、「韓国ではこれまで、わいせつ物は保護する必要がなく、著作権は認めないという方針だった。しかし最近の判決ではそれを見直しているようだ」、「アダルト動画にも著作権が認められるのか?」という意見もあった。
韓国では古くから儒教の影響で保守的な社会であり、現在でも性描写についての規制が厳しく、地上波をはじめ公共の放送や出版物では厳しい自主規制が行われている。しかしその一方でウェブ上は無法地帯となっている状態だ。
仮に、アダルト動画を“わいせつ物”として取り扱うため、保護をする必要がないとしても、著作権侵害とは切り離して取り扱われるべきだ。韓国国内でも、企業が政府に対して「中国における著作権保護を早急にすべき」と訴えた内容を報じた記事の一部を紹介する。
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中国では2009年ごろから韓国の女性歌手グループ『ワンダーガールズ』の曲『Nobody』が流行している。中国で『Nobody』の音源配給権を持つ韓国企業は09年末からチャイナ・モバイルを通して着うたを配信、毎週120万回もクリックされるほどの爆発的人気を獲得した (中略) 在中国の韓国娯楽制作企業の関係者は「韓国企業の著作権保護のために、韓国政府は対策を打つべきだ」と主張している。(2011年2月22日付、サーチナ掲載記事「中国での韓流ブームは金にならない! 韓国が著作権の保護呼びかけ」より)
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コンテンツや問題の焦点は異なるものの、著作権の観点で企業を守るべきという問題提起の根本は相違なく、韓国国内でも報じられたということは、韓国も著作権とは誰の何を守るべきことかを理解しているからである。
今回の告訴で、韓国のウェブサイトに歯止めが掛かるのだろうか。また、ポルノなどについても著作権が認められることになるのか、今後の成り行きに注目が集まる。(編集担当:李信恵・山口幸治)(イメージ写真提供:123RF)
