洋式便座  男性は立つ?座る?それとも…しゃがむ?

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(台北 29日 中央社)便座を上げる上げない、飛び散った“水滴”を拭く拭かない――男女で異なる洋式トイレの使い方をめぐり、夫婦や親子間で意見を戦わせたことのある人は少なくないだろう。行政院環境保護署では現在、洋式トイレを使う男性に「座って小用を足そう」と呼びかけるポスターを配布する準備を進めており、巷で議論を呼んでいる。

沈世宏・環境保護署長は26日、中部・苗栗県の小学校で行われたトイレ掃除体験に参加した際、「トイレを清潔に保つため、男の子も座って小用を」と勧め、「これは新しい概念で、自分も家では大小ともに座るようになってもう5年」と告白までした。

沈署長は、男性用トイレはたいてい女性用よりも汚れがひどく、原因は主に、便器周辺に尿が飛び散ることによると指摘、特に男女共用のトイレでは、次に女性が座ることも考えて便座を汚さないようにすべきだと主張している。

女性団体の現代婦女基金会はこの考え方を「男女平等の考えに沿っているし健康的」と歓迎しているが、男性陣からは「男がすたる」「余計なお世話」などの拒絶反応が続々。中には、「女でさえ“照準”を合わせるのは難しいのに、男がしゃがむなどもってのほか」との声も。

実は台湾では、洋式便座の上に“しゃがんで”用を足す女性が珍しくない。不衛生な公衆トイレに腰を下ろすものではないという考え方が浸透しており、子供のころから「便座に座ってはいけない」と教わっている女の子も多いようだ。ある保護者は、「座るか否かよりもまず、トイレをきれいに使うという国民教育を徹底すべき」とため息をついている。