ファーストサーバ、米Joyent社と提携 パブリッククラウドサービス「Z Cloud」を国内初提供
Yahoo! JAPANの100%子会社であり、レンタルサーバー事業を展開するファーストサーバ株式会社(本社:大阪市中央区)は25日、クラウドコンピューティング・ソフトウェアならびにサービスを提供する米国Joyent, Inc. (本社:San Francisco)との戦略的提携を行い、Joyent社のソフトウェアを使用する国内初のパブリッククラウドサービス「Z Cloud(ゼットクラウド)」を、同日から日本国内で提供すると発表した。
「だれもが」・「いつでも」・「どこからも」インターネットにつながるスマートフォンの本格的普及により、爆発的アクセス増加へのインターネットサービス提供者の対応が急がれている。
このような状況を背景に、今回、先見的な技術思想でクラウド・インフラストラクチャのソフトウェアを開発する米Joyent社と、Yahoo! JAPAN ・ソフトバンクグループのファーストサーバは、スマートフォンからの大量アクセスを見据えたクラウドサービスへのビジョンが一致し、日本市場におけるJoyent社のクラウド戦略を共同推進することに合意した。
提携の第1弾として、ファーストサーバはJoyent社のソフトウェアによるパブリッククラウドサービス「Z Cloud」を、続く第2弾にはJoyent社がスポンサーを務める「Node.js」のPaaSとなる「Node Ninja(ノードニンジャ)」を、それぞれファーストサーバの新サービスとして国内初提供する。
「Z Cloud(ゼットクラウド、http://z-cloud.jp/)」は WEBサービスやサイトにおける突発的な大量アクセス対応に強みを発揮し、1時間8.1円からの低価格で利用できるIaaS型のパブリッククラウドサービス。Joyent社が独自に開発したオペレーティング・システム「SmartOS」により、OSレベルの仮想化において徹底的にCPUやRAMの消費を防ぎ、ディスクやメモリI/Oの高速化を実現している。
また、最大の特長であるCPUバースト対応機能の搭載により、瞬間的なアクセス集中時も平常時の数倍のCPUリソースを自動的に割り当てる。なお、CPUバースト対応時も追加料金は発生しない。これにより、レスポンスタイムの劣化やサービスのダウンを極限まで防ぎ、サービス品質と運用コストの両面から顧客のビジネスに貢献する。
さらに、システム状況を動的に表示して不具合や障害の原因究明に役立つ機能「 DTrace(ディートレース)」や、ファーストサーバが独自開発したモニタリングエンジン「Giraffi(ジラフィー)」による監視機能を標準搭載しており、ニュースメディアやECサイト、ゲームアプリやモバイルサービスなど、アクセス集中を予測しづらいWEBサービスやサイトの運用に役立つ。
一方、「Node Ninja(ノードニンジャ、http://node-ninja.com/)」は、Github連携などNode.jsの開発運用の簡易化を実現する国内初のPaaS型サービス。「SmartOS」との組合せによりリアルタイムWEBのプラットフォームとして活用できる。正式リリースに先立ち、10月29日にヤフー株式会社で開催されるNode.jsコミュニティイベント「東京 Node 学園祭(NodeFest)」にてβ版を無償配布する。
「Z Cloud」および「Node Ninja」の提供に際しては、Joyent社のクラウド・ソフトウェアの性能を最大に引き出すハイパフォーマンスなハードウェアとしてDell PowerEdgeサーバーを採用、デル株式会社から特別供給を受けている。今後は日本市場でのJoyent普及に向けて3社共同によるプロモーションを実施していく予定。
