かつて一世を風靡したK-1も、ここ数年は運営状態の悪化が著しく、ファイトマネーの未払いが表面化。選手に対する支払いが滞っている状況でもイベントは開催するという自転車操業を続けており、痺れを切らした何人かの選手は、メディアのインタビューや会見の場、自身のブログ上から、K-1イベントプロデューサー・谷川貞治氏への批判や支払いを訴えるなど、異常な事態となっている。

シドニー五輪レスリングフリースタイル63キロ級日本代表から、総合格闘技界に転身した宮田和幸もその一人だ。

17日、自身の公式ブログ上で、「FEG の谷川さんに、メールしたんだけど…。問題が起きて2年半我慢した…。面倒だけど、行動起こすしかないか…。とっぷりFEG 契約だったから被害もでかいよ」といった内容のエントリーを行い、2年半にも渡って、ファイトマネーを受け取っていなかったこと。そして、問題の解決に進展がない状態であることを吐露したのだ。

さらに、18日には、「続き」というタイトルでブログを更新。「今回ブログに書いたのは、FEGがいつまでたっても約束を守らず、不義理をしているから」と綴った宮田。「多分、被害は日本人でナンバー2だと思うよ。自分でも、かなりの額だから、NO1の方は半端ないと思う」というドキッとする発言もあったが、その最後には「いろんな方に心配をしていただいているが、いまのところは、ビジネスも順調だし、支えてくれるスポンサーさんもいるので、私は大丈夫」と語っている。宮田といえば、DEEP、DREAMを舞台に活躍を続け、フェザー級に階級を落としてからは、国内で圧倒的な強さを見せ、大塚隆史、リオン武、宇野薫といったトップファイターを3タテ。世界の総合格闘技シーンで、日本勢の苦戦が目立つ中、世界を舞台に戦ってほしい選手の一人でもある。今回のブログ更新では、突然のカミングアウトを行う格好となったが、問題が一日でも早く解決し、足かせを外して次なるステージに進んでほしいというのがファンの願いだろう。