忙しさに酔っている人が成功しないのはなぜ?

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 毎日残業、土日もどちらかは必ず出社して、祝日も基本的には出社。仕事ばっかりしているけれど、なんだかんだで毎日充実しています。
 …という方はいるでしょうか。仕事が楽しいのはとても良いこと。しかし、そのままだと、「仕事だけの人生」になってしまうかも知れませんよ。

 『40代からの自分の人生を充実させる整理術』(ナナ・コーポレート・コミュニケーション/刊)は、整理収納アドバイザーの仲井圭二さんが、「仕事」と「時間」を整理して、「人生」をより充実したものにするためのアドバイスをつづった一冊です。

■忙しさに酔っていませんか?

 「忙しい」と言っている人は、暇な人に比べると有能で仕事ができて会社から必要とされているような感じがしないでしょうか。
 でも、「忙しさ」と「仕事ができるかどうか(成果を出しているか)」は、別の問題のはずです。著者の仲井さんは、このように言っています。

 「日本の働き盛りの男性たちは、どこかで『忙しい自分』を自慢しています。
 そういう人に、『じゃあ仕事以外のことで何がやりたいですか?』と訊くと、言葉に詰まってしまう人が多いです。仕事は大切だけど、仕事以外の世界も同じくらい大切です。仕事と、仕事以外のこと、両方が充実するとお互いが刺激し合って、その結果、両方が充実して豊かになっていくんです。」

 仕事が楽しいのは何よりですが、生活のほとんどが仕事ばかりの状態になってしまうことはよいことではありません。「仕事ができる人は遊びもうまい」とは、様々なビジネス書で言われていることです。
 では、どうやって仕事ばかりの毎日から、ステップアップしていくのでしょうか。

 この本には、「心構え」と「整理」という2つの柱があります。
「心構え」では、私たちが「これはそういうものなんだ」と当然のように理解していることが、いかにおかしかったかということを指摘してくれます。
 「忙しい」ということは勤勉な日本人にとっては美徳かもしれません。しかし、忙しさからくるプレッシャーがマイナスに向かってしまっては、美徳以前の問題ですよね。

 もうひとつの柱、「整理」では、物の整理はもちろんのこと、そのノウハウを応用した、「仕事の整理」「時間の整理」「人生の整理」の手法が解説されています。
 仲井さんの考える「整理」の原則とは、「自分にとって大切なものを使いやすくすること」。物の整理だったら、使用頻度と用途別に分けて仕舞う場所を決めるというシンプルなものですが、時間の整理の場合はどうでしょうか。そこに気づくことができたら、自分の無駄時間を「見える化」する、「時間家計簿」のつけ方や、「自分の仕事の減らし方」など具体的なテクニックを使うことができます。

 重要なことは、たくさん仕事をすることではなく、良い仕事をすることです。忙しさに酔うことなく、より良い仕事をできるように環境を整理していくことが、大切といえるのではないでしょうか。
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