Google発の自動運転テクノロジー開発企業であるWaymoは、世界の複数の地域でロボットタクシーの運用を実施しています。新たに、Waymoのロボットタクシーが建設中の高速道路区間に侵入した事例が複数見つかったため、同社は約4000台の車両をリコールしました。

NHTSA | National Highway Traffic Safety Administration

https://www.nhtsa.gov/?nhtsaId=26E035000

Waymo recalls nearly 4,000 robotaxis to stop them driving into highway construction zones | TechCrunch

https://techcrunch.com/2026/06/18/waymo-recalls-nearly-4000-robotaxis-to-stop-them-driving-into-highway-construction-zones/

Waymo recalls robotaxis: How is Austin affected?

https://www.statesman.com/business/technology/article/austin-waymo-recall-robotaxis-construction-zones-22310905.php

Waymo recalls over 3,800 robotaxis after some drove into freeway construction zones

https://www.howtogeek.com/waymo-recalls-robotaxis-over-freeway-construction-zones/

Waymo recalls nearly 4,000 robotaxis after construction zone incidents - The Economic Times

https://economictimes.indiatimes.com/tech/technology/waymo-recalls-nearly-4000-robotaxis-after-construction-zone-incidents/articleshow/131837001.cms

Waymo Recalling More Than 3,800 Robotaxis Over Risk of Entering Freeway Construction Zones - Update | Morningstar

https://www.morningstar.com/news/dow-jones/202606184634/waymo-recalling-more-than-3800-robotaxis-over-risk-of-entering-freeway-construction-zones-update

Waymoは建設現場周辺での車両の挙動を改善する方法を検討するため、約4000台のロボットタクシーのリコールを発表しました。

今回のリコールのきっかけとなったのは、Waymoのロボットタクシーが工事中で通行止めとなっている高速道路に侵入するという事例が少なくとも13件も存在したことが発覚したためです。これらのうち6件は2026年4月にアメリカ・アリゾナ州フェニックスで発生し、7件は2026年5月にアメリカ・カリフォルニア州サンフランシスコで発生しました。

フェニックスでの事故は「ランプ閉鎖の標識を認識せず、事前に計画された高速道路工事区域に進入した」ため発生したもので、サンフランシスコでの事故は「高速道路上の他の危険を回避することを優先していた、または工事区域を認識できなかった」ため発生したものです。

高速道路の工事区間で発生した事故の様子を録画してXに投稿した人物もいます。この人物は「Waymoで死が目の前をよぎるのを見たよ。街中でよくWaymoを使うけど、今夜は高速道路で閉鎖区間に突っ込んでいった。Waymoは閉鎖区間に置かれたコーンを突き破り、巨大なトラックを急旋回でかわし、警察から猛スピードで逃げ切りました。本気で今までで一番やばい体験で、完全に無力感に襲われたよ。Waymoはまだ高速道路に対応できていないことは明らかだ」と投稿しています。





Waymoはリコールに先立ち、2026年5月19日にすべての高速道路からロボットタクシーを撤退させています。Waymoがアメリカ道路交通安全局(NHTSA)に提出した書類によると、問題の解決策は「現在開発中」とのこと。Waymoは車両を道路から撤去しておらず、一般道での運行は引き続き継続しています。

WaymoはテクノロジーメディアTechCrunchに対して、「高速道路の工事区域周辺でのパフォーマンスに関して改善すべき点があることが判明しました」「2026年5月、改善作業を行う間、自主的に高速道路の運行を制限し、州および連邦の規制当局に事前に通知するとともに、NHTSAに自主的なソフトウェアのリコールを申請することを決定しました」と説明しています。



Waymoが自社のロボットタクシーに対してリコールを実施したのは今回が6度目です。

2024年2月には2023年12月にロボットタクシーがけん引中のピックアップトラックに衝突した事故を受け、同社初のリコールを実施。

2024年6月にはジャガー I-PACEベースのロボットタクシーが、電柱に衝突したとしてソフトウェアリコールを実施しました。

2024年12月にはロボットタクシーがゲートやチェーンなどの静止物あるいは半静止物に衝突した事故が7件発生したとして、ソフトウェアリコールを実施。

2025年12月には停車中のスクールバスを違法に追い越したとしてソフトウェアリコールを実施しています。

Waymoのロボタクシーが停車中のスクールバスを違法に追い越したとしてソフトウェアリコールが決定 - GIGAZINE



さらに、2026年5月には浸水した道路にロボットタクシーが侵入したとしてリコールを実施したばかりでした。

なお、Waymoのロボットタクシーはこれまでに1億7000万マイル(約2億7000万km)以上を自動運転で走行したと発表しており、これにより人間の運転手と比較して事故を13分の1にまで削減したと主張しています。