【現地発】5大会目の男が選んだ“最適なタイミング” 金髪→赤髪→ヘアバンド 長友佑都が新スタイルでチームを鼓舞「ここからもう一段二段、引き締められる感じがしてる」

5大会目のW杯に挑む長友がヘアバンドで意気込みを表現した(C)産経新聞社
現地時間6月14日に初戦・オランダ戦(ダラス)を控える日本代表は8日に事前合宿地・モンテレイからベースキャンプ地・ナッシュビルへ移動。同日は現地在住日本人など5000人が集結する中、公開練習を行い、9日は完全オフで静養に努めた。
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そして10日からは活動を再開。練習拠点となるナッシュビルSCトレーニングセンターで10時半から初練習を実施。冒頭15分以外はメディアをシャットアウトして、1時間半近くオランダ対策を入念に行ったと見られる。
この練習冒頭、見る者を驚かせたのが、ヘアバンド姿で登場した39歳・長友佑都(FC東京)である。
「カッコいいでしょ。特注です」と本人が言うヘアバンドは白地に背番号5と日の丸があしらわれている。
「ハチマキをつけて出国したんで、まあまあなじんだでしょ。『ヤバいな、長友』みたいになってないですか?大丈夫か」とも冗談交じり話していたが、本人の中では強い思いがあって起こした行動だった。
「ナッシュビルに入ってW杯の熱量と『いよいよ感』が出てきたんで、ちょっと気合を入れてつけたいなと。どこでつけるかは決めてなかったんですけど、いい形で締めなきゃいけないかあと。ここからもう一段二段、引き締められる感じがしてるんで。ホントにもう目前だし、僕らは4年かけてここに来た。カタールW杯であれだけ悔しい思いをして、ここに来たことを忘れちゃいけない」とW杯5大会参戦の百戦錬磨の男はこのタイミングが全員の闘志を掻き立てるのにベストだと判断。”新ヘアスタイル”をお披露目したのである。
長友の髪型チェンジが日本に吉兆をもたらすというのは、過去2大会で証明されている。2018年ロシアW杯の時は、事前合宿地・ゼーフェルトで初戦・コロンビア戦(サランスク)9日前に金髪で登場。「スーパーサイヤ人になってチームを救いたい」という思いからだった。その2日後の最終テストマッチ・パラグアイ戦(インスブルック)を4−2で勝利し、勝てる雰囲気が出てきた日本代表は、本大会で白星スタートに成功。ラウンド16進出を果たすことができた。
2022年カタールW杯の時は初戦・ドイツ戦2日前の11月22日に赤髪で練習場に登場。その前にすでに金髪にしていたため、2大会連続ゴールドかと思われたが、「日の丸の赤」と「自分とチームメートの燃え盛る情熱」を示すべく、真っ赤に染め上げることを決意。ドイツ、スペイン撃破という快進撃につなげた。
今回は優勝を目指している分、ハードルは高いが、長友のヘアスタイル変更がいい運気をもたらすはず。これを機にピリッとした空気感をより一層、高めていきたいところだ。
[取材·文:元川悦子]
