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 元プロボクサーでタレントのガッツ石松(本名・鈴木有二)さんが2日、肺炎のため死去した。76歳。ボクシング引退後は、タレント、俳優としてマルチに活躍しお茶の間の人気者となった。「ガッツポーズ」の語源となったほか、「OK牧場」の名言も残した。

 ガッツさんは3度目の世界挑戦となった1974年(昭49)4月11日、WBC(世界ボクシング評議会)同級王者ロドルフォ・ゴンザレスに8回KO勝ちして悲願のベルト奪取。拳を突き上げる「ガッツポーズ」を披露した。

 三度笠(がさ)と合羽(かっぱ)姿で入場するなど、イロモノ扱いされていたボクサーが世界王者となり、一夜にして人生が変わった瞬間だった。

 試合翌日には日本テレビのバラエティー番組「うわさのチャンネル!!」に出演。和田アキ子に「何だ君は?」と聞かれ、「僕さあ、ボクサーなの」と答えたのを機にテレビ出演が相次いで、ボクサータレントの先駆者となった。

 俳優としてドラマ「おしん」「北の国から」、スピルバーグ監督の映画「太陽の帝国」などで好演。自ら監督・脚本を務めた映画「カンバック」「罪と罰」も製作した。トレーナーにはならなかったが、請われれば喜んで指導にあたった。バラエティー番組でも活躍し「OK牧場」のギャグで広く親しまれるなど、お茶の間の人気者になった。