中国・四川省成都高新区、ロボットによる「ラストワンマイル」宅配実現

【新華社成都6月2日】中国四川省成都市の蜀府有巣国際公寓社区(コミュニティー)は中国の住宅コミュニティーとして初めて、日常的な配送ロボットによる末端配送を実現した。配達員が品物を届ける際、コミュニティーの入り口で白い配送ロボットに荷物を渡すと、ロボットは自律走行でエレベーターホールへ向かい、権限認証をしてエレベーターに乗り、目的階に正確に到着し配達先の玄関前まで届ける。
「享遞Ultra」と名付けられた10台のロボットは、成都ハイテク産業開発区(成都高新区)にあるロボット開発企業、成都越凡創新科技(EVENTEC)が住宅コミュニティー向けに設計した軽量配送ロボットで、駆動輪は段差や減速帯を越える走行性能を備え、外装は防水仕様で雨天でも稼働可能。内部にはスープ類の容器を固定するフックがあり、揺れによるこぼれを防ぐ構造となっている。今年1月の試験運用開始からこれまでに、延べ約3万件を配送した。
成都高新区は今後も新たな消費シーンに注力し、成都越凡創新など重点ハイテク企業のエンボディドAI(身体性を持つ人工知能)技術・製品を実際の利用場面に結び付け、物流ネットワークにおけるコミュニティーや各家庭への「ラストワンマイル」を支える技術基盤の強化を進めていく。
