エリキにとっての「バイタルエリア」とは――。写真:鈴木颯太朗

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 攻守の重要局面となる「バイタルエリア」で輝く選手たちのサッカー観に迫る連載インタビューシリーズ「バイタルエリアの仕事人」。第64回は、FC町田ゼルビアのFWエリキだ。

 ブラジル出身のアタッカーは、母国のゴイアスEC、パルメイラス、アトレチコ・ミネイロ、ボタフォゴでプレーした後、2019年夏に横浜F・マリノスに期限付き移籍。その後、21年に中国スーパーリーグの長春亜泰に渡った後、23年に町田に完全移籍し、25年に1年間のヴィッセル神戸へのレンタルを経て、今シーズンから町田に復帰した。

 今季はJ1百年構想リーグで18試合中16試合に出場し、チームトップの7ゴールをマークした。そんなエリキにとって、「バイタルエリア」はどのような場所なのか。今シーズンの振り返りとともに語ってもらった。

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 私にとってバイタルエリアは、特にメインになる仕事場です。得点を決めるうえで、この場所で最も意識していることはボールだけを見ないこと。周りの状況やゴールの場所、どこにシュートコースがあるかも確認します。そうすることで焦らずにフィニッシュすることができます。

 今シーズンは沖縄県の名護市でのキャンプから始まりました。キャンプでは自分のベストを尽くして準備することをずっと考えていました。個人としても、チームとしても高いレベルでプレーできるように、高い意識を持っていました。

 開幕戦の横浜F・マリノス戦(3−2)では2ゴールを決めることができて、忘れられない記憶になりました。百年構想リーグは短い期間ですが、7ゴールを挙げられて本当に幸せに思っています。

 また、チームとしてはアジア・チャンピオンズリーグエリートに出場し、決勝まで進んで準優勝の結果を残しました。大舞台でこれだけの成績を収められ、攻守両面で求められたことを実践でき、満足しています。
 19年、自身初の海外挑戦の地に日本を選択する。そこには大きな期待があったようだ。

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 ブラジル時代にはありがたいことに、パルメイラスやアトレチコ・ミネイロ、ボタフォゴといったビッググラブでプレーすることができて、タイトルも獲得し、素晴らしいキャリアを歩みました。

 そんななかでJリーグでプレーすることを決めたきっかけは、私の人生にとってかけがえのない、本当に素晴らしいものを与えてくれるのではないかと考えたからです。
 
 日本1年目となったマリノス時代を思い返すと、リーグ優勝を果たせましたが、当時は川崎フロンターレもFC東京もすごく調子が良く、非常に手強い相手でした。この2つのビッググラブを上回り、チャンピオンになれたのは非常に情熱的で忘れ難いことです。当時の達成感は今でもよく覚えています。

 また当時チームにはブラジル人選手が5人もいて、コミュニケーションも安易に取れるので、プレーしやすかったです。 マリノスの超攻撃的スタイルもブラジル人にフィットしていたと思います。

※後編に続く。次回は5月31日に公開予定です。

取材・構成●沖野楓弥(サッカーダイジェストWeb編集部)
通訳●郄橋健(FC町田ゼルビア)

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