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 「ゾンビタバコ」などと呼ばれる指定薬物のエトミデートを使用したとして、医薬品医療機器法違反の罪に問われて有罪判決を受けた元広島の羽月隆太郎氏(26)が28日、SNSで動画を生配信し、思いを語った。

 生配信は原稿を読み上げる形で行われ、「同じ人から私を含めてカープ選手6人が購入していた」と明かした羽月氏は、逮捕後にしばらく黙秘した理由についても説明した。

 「最初、自分一人で背負おうと考えていた。宮崎でキャンプが始まるまで、私が使用した経緯やそれを使用する他の選手について話をしなければ、警察がキャンプに行って他の選手に捜査を行うまでの時間を稼ぐことができるだろうと思っていた。仮に警察が宮崎で他の選手を捜査したとしても、時間が経過しているため尿検査で陽性反応は出ないなと考えていた。ですが、釈放後、仲間だと思っていた人たちから連絡はなかった。結果として仕事を失い、仲間だと思っていた人たちは離れていった」

 逮捕後、しばらくして羽月氏は使用を認め、使用していた他の選手の事についても供述。しかし、「警察からは『グレーを逮捕することはできない』、球団からは『グレーを黒(尿検査で陽性)と同じ処分にはできない』と言われた」という。続けて「最後に残ったのは家族だけだった。私は現役時代、家族の言葉と向き合わず、仲間との関係を優先し、たくさん傷つけてしまった。もっと家族を大事にしていれば、家族の言葉に耳を傾けていればと、今になって強く後悔しています」と話した。

 羽月氏は今年1月27日に指定薬物のエトミデートを使用したとして、医薬品医療機器法違反の疑いで逮捕された。球団は2月25日に契約解除を発表。今月15日に広島地裁で開かれた初公判では起訴内容を認めて即日結審し、拘禁刑1年、執行猶予3年(求刑拘禁刑1年)の判決を言い渡された。

 公判の被告人質問ではエトミデートの違法性や選手生命への影響について認識していたとした上で、「周囲にも吸っているカープの選手がいた」と証言。これを受け、広島の鈴木清明球団本部長は「そういう証言が出たので、再調査します。聞き取り調査をします」と再調査する方針を示していた。