60代ひとり暮らしが10年以上続ける「寝る前ルーティン」5つ。キッチンのひとふきで翌朝が心地よい
いい朝を迎えるための夜の過ごし方をご紹介します。教えてくれたのは、カナダ在住で「もたない暮らし」を発信しているブロガー・筆子さん(60代)。どれも手軽に取り入れられる習慣ですが、「毎日くり返すことで、暮らしの土台が整います」と話します。そんな筆子さんに5つの夜のルーティンを教えてもらいました。

1:キッチンリセットで1日を締めくくる

毎晩、シンクを磨き、カウンターをふいて、キッチンをリセットしてから寝ています。時間にして5分くらい、そんなにかかりません。
シンクを磨くことは、15年ほど前に、アメリカの片付け支援サイトのニュースレターを見てから始めました。ニュースレターに書かれた最初の指示が「まずシンクを磨きなさい」だったのです。それからずっと続いていて、もうすっかり日課になっています。
掃除に使っているのは、過酸化水素水を水で薄め、エッセンシャルオイルを少し加えたスプレー。これをウエスに吹きかけ、さっとふきます。カナダでは、過酸化水素水は薬局で安く手に入り、掃除によく使われています。
夜にキッチンをきれいにしていると、「今日も1日無事に終わった」と感じます。翌朝はきれいなキッチンで、1日をすっきり始められます。
2:歯の手入れに10分かける
毎晩同じ寝支度をしていますが、最初にするのは10分間の歯磨きです。
もともと歯のトラブルが多く、インプラントも入れているため、夜のケアをしっかりするようになりました。
電動歯ブラシとデンタルフロスに加えて、5年前からは、水流で歯の周りの汚れを落とすウォーターフロッサーも使っています。
ウォーターフロッサーを使い始めてからは、歯科衛生士さんに歯ぐきの状態がよくなったと言われています。
最初に買ったものは安物で、正直あまり効果を感じられませんでした。
しかし2年前に、歯医者でブランドものを買い直したら、これが本当に強力で「最初からこっちにしておけばよかった…」と後悔。必要なところではお金を惜しまないほうがいいと学びました。
3:寝る前30分のデジタルデトックス

寝る前の30分は、パソコンやスマホなど、モニターを見ません。仕事がら、日中はずっとパソコンに向かっているので、夜は目を休めることにしています。
寝る直前までモニターを見ていると、明らかに睡眠の質が落ち、寝つきも悪くなってしまうため、モニターを見る代わりに塗り絵をしたり、紙の本を読んだりしています。
最近よく読むのは、“インターネットがなかった時代”の小説。
ジェーン・オースティンやブロンテ姉妹の作品は、自分の生活とはまったく違う世界の話で、気分転換になります。それでいて「人間って昔も今もあまり変わらないんだな」と感じる瞬間があっておもしろいです。
4:夜10時までに眠りにつく

子どもの頃から朝型で、夜ふかしはもともと苦手。今は21時15分ごろには布団に入って、5時には起きています。
少し前にドラマにハマり、つい夜更かししそうになった時期もありましたが、基本的には22時までには寝るようにしています。睡眠不足になると、翌日てきめんに調子が落ちるので、睡眠はとても大切。寝つきをよくするために、できるだけ朝に散歩をしたり、夕食を軽くするなどいろいろ工夫しています。
5:布団に入って、前向きな気分で眠る
布団に入ったら、1日を感謝したあとに、「明日もおもしろい記事を書けるぞ」と自分に言い聞かせてから眠ります。これは、だれかの本かニュースレターで知って始めたルーティン。潜在意識を味方につけて、寝ている間に脳にネタを考えてもらうイメージです。
ブログを毎日更新していると、「書けなくなったらどうしよう」という不安が、頭のどこかにつねにあります。そういった不安を抱えて眠ると、寝つきも悪くなります。
寝る前に自分に暗示をかけることを始めてからは、仕事のストレスが減って、楽しく書けるようになりました。ときには、明日書きたいことがその場で浮かぶこともあります。
前向きな気分で眠り、朝、すっきり目覚める。10年以上ブログを続けられたのは、この習慣のおかげだと思います。
夜の過ごし方が、明日の自分を決める
子どもの頃から寝るのが大好きだった私は、夜のルーティンをとても大切にしています。
5つともシンプルなことですが、明日の自分を応援する準備。朝の習慣ばかり注目されがちですが、いい朝は、いい夜から始まるのだと思います。
