パッケージからキャラ消え白黒に…大手菓子メーカーが“苦渋の決断”石油原料節約で
鮮やかな色で目をひくポテトチップスのパッケージは、白黒の石油原料節約パッケージに変更されることになりました。ナフサなどの原料節約で、パッケージの変更を余儀なくされる商品も出始めています。
■白と黒の2色に…「カルビー」苦渋の決断

カラフルで食欲そそるパッケージが、今後、こうなります。
新倉久美子記者
「発表された新しいパッケージですが、白と黒の2色になっていて、ポテトチップスの写真やキャラクターもいなくなっています」
一目で中身がわかる写真や、50年愛された“ポテト坊や”は、当面の間、対象商品から“さよなら”となりそうです。
いま話題となっているポテトチップスの“白黒パッケージ”。大手菓子メーカー「カルビー」が下した苦渋の決断です。
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カルビー
「中東情勢の緊迫化に伴う一部原材料の調達不安定化を受け、当面の対応策としてパッケージに使用する印刷インクの色数を従来仕様から2色に変更し、順次切り替えて販売いたします」
ナフサを原料とするパッケージ用のインクなどの調達が不安定になっているといいます。
“白黒パッケージ”の対象は、大きさ違いも含めて全14商品。ポテトチップスでは「うすしお味」など9商品が対象で、「堅あげポテト」は2つの味が対象。さらに「かっぱえびせん」と「フルグラ」も。今月25日の週から順次、“白黒”に切り替えるということです。
■豆腐メーカーもパッケージの色減らし対応

“ナフサ不安”について、政府は…。
佐藤官房副長官
「(印刷用インク、ナフサについて)日本全体として必要な量が確保されている」
ただ、豆腐メーカーでも、パッケージについては色を減らして対応。
太子食品工業 広報 田中雅浩さん
「色数を減らしたり、(印刷する)面積を減らす。うちのマークで見るとわかりやすいんですけど、3色使っているのを1色にしたりとか」
伊藤ハムは、パッケージ仕様の変更やインクの数を減らしたり、“白黒”にしたりすることも選択肢のひとつとして、あらゆる対応策を視野に検討しているといいます。
業界団体によりますと、色を白と黒に絞ることで「ナフサ」を使う量を減らせる上に、インクを乾かすボイラーの燃料も節約できるということです。
■イランの回答に…トランプ氏「ゴミ」と一蹴

私たちの生活から“色”を奪い始めた中東情勢。戦闘終結に向けた交渉が停滞する中、トランプ大統領は…。
アメリカ トランプ大統領
「(イランは)誰も受け取らないようなばかげた提案をしてきた。停戦は最もぜい弱な状態だ。(イランが)送ってきたゴミ(文書)は、最後まで読んでいないが」
イランの回答を「ゴミ」だと一蹴。その上で、「イランが態度を変えた」とやりとりの一端を明らかにしました。
記者
「イランは濃縮ウランの搬出に合意していたということですか?」
アメリカ トランプ大統領
「そう、2日前はそう言ったんだ。(ウランを)『持っていっていい』って。でも文書に盛り込まず、考えを変えたようだ」
さらに、停戦については“延命措置を受けている状態だ”と表現。停戦を維持できるのか、瀬戸際を迎えています。
■イラン側「相応の報復行う準備できている」

一方、イラン側は強硬な構えを崩していません。
イラン・ガリバフ国会議長のSNSより
「我が軍は、いかなる侵略に対しても相応の報復を行う準備ができている」
交渉が平行線をたどる中、アメリカのニュースサイト・アクシオスは11日、トランプ大統領が軍事行動を再開する可能性を含めて、政権の高官らと今後の対応を協議すると報道。また、FOXニュースの取材にトランプ大統領は、ホルムズ海峡から船を退避させる作戦の再開を検討していると明らかにしています。
日本時間の13日から、中国を訪問するトランプ大統領。
習近平国家主席との会談では、イラン情勢についても話し合うとしていて、イランと経済的な結び付きの強い中国側にも協力を求めるとみられます。