谷中の日本酒バー店主が教える「家飲みお湯割り」の極意 ジン・ウイスキー・焼酎を格上げする秘伝レシピ
お店で楽しむのもいいけれど、自宅で気軽に味わうのもお湯割りの醍醐味。今回は谷中で日本酒バーを営むお酒の達人に、それぞれのオススメの飲み方を伺ってきました。簡単に作れるレシピと共にどうぞ!
達人『清太郎』店主:山田智之さん

達人『清太郎』店主 山田智之さん
『酒喰 清太郎』@谷中
酒屋で10年、飲食店で8年の修業を積んだ店主が営む日本酒バー。日本酒だけでなく、焼酎、ジン、ウイスキーなど、こだわりの銘柄が数多く揃う。好みの味を託して身を委ねれば、お酒への愛ある説明と共に心地よい時間が楽しめる。

『酒喰 清太郎』
[店名]『酒喰 清太郎』
[住所]東京都台東区谷中3-1-3・2階
[電話]080-7584-4930
[営業時間]18時〜24時
[休日]火
[交通]地下鉄千代田線千駄木駅1番出口から徒歩5分
『ジン』
「ジンのお湯割りはぜひ、クラフト系のちょっといいジンで試してみてもらいたい」と山田さん。
個性が千差万別で、香りが華やかなジンこそ、シンプルにお湯で割ってあげることで各々が持つポテンシャルがグッと引き立つのだとか。ストレートと飲み比べるとその違いは明確。クラフトジンならではの爽やかな香りの余韻が、柔らかく広がる感覚だ。

ジンのお湯割り
今回は椿を使って作られる五島列島「ゴトジン」を使用。比率はジン1に対してお湯が3。まずはお湯からグラスに注ぎ、あとからジンを注ぐのが基本の作り方。温度は60〜70℃がオススメ。
&簡単おつまみ「香味野菜の生ハム巻き」
[材料]
・生ハム
・セリ
・オリーブオイル…適量

簡単おつまみ「香味野菜の生ハム巻き」
1/セリは水洗いして5cmほどの長さに切り揃える。
2/好みの量を手に取り生ハムで巻き、オリーブオイルを垂らして完成。
※香味野菜はセリのほかにミョウガ等でも代用可能
『ウイスキー』
「ウイスキーはジンとは逆に、手頃な銘柄に少しアレンジを加えると面白いんです」そう話す山田さんの手にはクローブと砂糖が握られていた。
クセのないウイスキーに、スパイスで香りを付け、わずかに甘みを足す。特有の甘やかな香りにスパイスが寄り添い、味の輪郭が立体的になって、まるで高級ウイスキーのような味わいに大変身。

ウイスキーのお湯割り
手頃な「カナディアンクラブ」を使用。オススメの比率は1対4(お湯が4)で、先にホールのクローブとわずかな砂糖をグラスに入れ、そこに80℃ほどのお湯を注ぎ、最後にウイスキーを注げば完成だ。
&簡単おつまみ「ドライフルーツとチーズのカナッペ」
[材料]
・バゲット
・ドライフルーツ
・お好みのチーズ
・ はちみつ…適量
・黒胡椒…適量

簡単おつまみ「ドライフルーツとチーズのカナッペ」
1/バゲットを薄くスライスし軽くトーストする。
2/チーズ(クリームチーズがおすすめ)を塗り、ドライフルーツ、はちみつの順で上に乗せる。
3/好みで黒胡椒をかけて完成。
『焼酎』
「焼酎は断然、前割りにして楽しむのがオススメです!」今日イチのテンションで話す山田さん。
前割りを温めることで角が取れ柔らかくなった焼酎は、のんびりと飲むのにぴったりの味わいだ。コストと手間がかかるので、お店だとなかなかお目にかかれない前割りを自由に楽しめるのは宅飲みならでは。飲み口の広いお猪口でクイっといくのが吉。

焼酎のお湯割り
今回はあえてフルーティな「赤兎馬」を使用。4対6もしくは5対5の割合で事前に割っておき、その後湯煎にかけ温める。あまり高温にしすぎると香りが飛ぶので50℃ほどの人肌程度が◎
&簡単おつまみ「菜の花とホタルイカの酢味噌和え」
[材料]
・菜の花
・ボイルホタルイカ
・酢味噌…適量

簡単おつまみ「菜の花とホタルイカの酢味噌和え」
1/菜の花は一度茹で、好みのサイズに切り揃える。
2/ホタルイカは好みで少し炙り香りを出す。
3/酢味噌をかけ軽く和えて完成。
※カラシ醤油などもよく合います。
撮影/西崎進也、取材/荒川友吾(編集部)
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。
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