ステップワゴンの「わくわくゲート」を解説 ※画像はイメージです(Dima Plotnikov/stock.adobe.com)

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本記事では、5代目ステップワゴンに採用されていた「わくわくゲート」の口コミや6代目での廃止理由、中古で5代目を買うべきか、現在の中古車相場をわかりやすく解説します。

【写真】わくわくゲートが廃止されたステップワゴンとの新旧比較

ステップワゴンのわくわくゲートとは?

わくわくゲートは先代の5代目ステップワゴン(2015年4月〜2022年5月)で採用されていたバックドア機構で、ドアを縦にも横にも開けられるのが特徴です。

通常の車のようにバックドア全体を縦開きできるのはもちろん、バックドアの一部が「サブドア」として横にも開けられます。ちょっとした荷物を積んだり、3列目に直接乗り込んだりするのに便利です。

わくわくゲートのメリット

わくわくゲートはミニバンの使い勝手を向上する便利な機構で、主に以下のようなメリットがあります。

・ドアを開閉しやすい
・ドアをぶつけにくい
・荷物の落下を防ぎやすい
・3列目の乗り降りが楽

▽ドアを開閉しやすい

ミニバンのバックドアは面積が大きく重さもあるため、小柄な人を中心に開閉しにくいです。

一方、わくわくゲートのサブドアは横開きなので、体格に関係なくドアを開け閉めできます。ちょっとした荷物を積むだけであれば、重いバックドアを開閉する労力を省けます。

▽ドアをぶつけにくい

ミニバンのバックドアは、後方や上方に余裕がないと他の車両や壁、天井にぶつけるリスクがあります。一般に、Mクラスミニバンのバックドアを最大限に開く場合は後方におおよそ800〜1000mm程度のスペースが必要です。

一方、わくわくゲートのサブドアはドア後方突出量を抑えられ、目視でも周囲にぶつけないか確認しやすいです。

▽荷物の落下を防ぎやすい

荷物を重ねて置いたり、斜めに置いたりする場合、バックドアを開けると荷崩れが起こる可能性があります。特に、車は運転中に荷物のバランスが崩れやすいものです。

わくわくゲートであれば、サブドアを使うことによって荷崩れを防いだり、被害を小さくできたりします。

▽3列目の乗り降りが楽

一般に、ミニバンの3列目は乗り降りする際に2列目のドアを使います。そのため、乗車時は2列目シートの跳ね上げなどが必要ですし、降車時は2列目の人が降りるまで待たなければいけません。

わくわくゲートのサブドアを使えば、3列目の座席にスムーズにアクセスでき、車内からドアを開けるのも簡単です。
※サブドア側の3列目の座席を床下格納する必要があります。

わくわくゲートの口コミ評価

わくわくゲートに対するユーザーの評価(口コミ)を見ると、「使いやすい」というポジティブな意見が非常に多いです。

「リアのドアは半分観音開きになるワクワクゲート、これは本当に便利。買い物に行った時にとても効果を発揮してくれます」(40代男性)

「ほかの人からはわくわくゲートのデザインが不人気のようですが、我が家は荷物の出し入れ時にわくわくゲートを多用しており、出し入れの際に少し前に出したりする必要もなくなり、快適な車生活を送っています」(30代女性)

「ステップワゴンスパーダに惹かれた点は後ろのわくわくゲートです。縦にも横にも開ける事ができるので、駐車場の後ろが狭くても横に開けて荷物の出し入れができる点、横に開けて後部座席から人の出入りもできた点は便利でした」(30代女性)

他にも「便利すぎて他のミニバンが買えない」「新型ステップワゴンでも乗り換えを悩む」といった意見が見られ、わくわくゲートに対する評価は極めて高いと考えられます。

わくわくゲートはなぜ廃止された?

ユーザー評価が非常に高いわくわくゲートですが、2022年5月に登場した6代目ステップワゴンには採用されませんでした。

廃止された主な理由は、わくわくゲートの存在によってデザイン性が損なわれ、5代目の販売台数が伸び悩んだためです。

▽サブドアによるデザインの不評

5代目ステップワゴンは、ライバルと比べて販売台数が伸びませんでした。2020年や2021年の新車販売台数を見ても、これは明らかです。

【2020年新車登録台数】
・ステップワゴン:20位(3万4441台)
・ヴォクシー:10位(6万9517台)
・セレナ:11位(6万8648台)

【2021年新車登録台数】
・ステップワゴン:19位(3万9247台)
・ヴォクシー:9位(7万85台)
・セレナ:11位(5万8780台)

5代目ステップワゴンの販売台数が伸び悩んだ理由の一つが、リヤデザインでした。わくわくゲートによるバックドアの分割線や左右非対称のデザインを好まない消費者が一定数おり、このデザインが理由で購入を見送られるケースも多くあったようです。

▽6代目でも検討はされた

6代目ステップワゴンでも、わくわくゲートの導入は検討されたようです。しかし、調査で「そもそもサブドアによる分割線に抵抗がある」という意見が多く見られ、導入が断念されました。

5代目ステップワゴンは買い?

5代目ステップワゴンのわくわくゲートはライバル車にない特徴であり、バックドアの利便性を求めるのであれば、ぜひおすすめしたい選択肢です。

また、5代目は現行6代目よりサイズが一回り小さく、扱いやすいというメリットもあります。

▽わくわくゲートと相性のよい人

わくわくゲートは、特に以下のような人におすすめです。

・自宅やよく使う施設の駐車場が狭い
・バックドア開閉の負担を軽減したい
・極端に大きな荷物を積むことが少ない
・ベビーカーを載せることがある
・犬(特に大型犬)を飼っている
・6人以下で乗ることが多い

わくわくゲートがあれば狭い駐車場に対応しやすく、バックドアを開け閉めする負担を軽減できます。最近は電動式のバックドアを搭載した車も多いですが、オプション装備になることが多く、価格も高い傾向があります。

幅の広い荷物でない限り、荷物の出し入れはサブドアで完結できます。さらに、3列目シートの片側を格納すれば、ペットや人が乗り降りするのにも便利です。

▽5代目ステップワゴンの注意点

5代目ステップワゴンの購入を考える場合は、以下の点に注意しましょう。

・電装系トラブルを抱えた車両もある
・前期・後期で安全装備の充実度が異なる

近年の車は、装備が充実しているからこそ電装系のトラブルも多いです。エアコンや電動スライドドアなどの故障の有無を確認しましょう。

また、5代目ステップワゴンの前期モデル(2017年9月以前)は安全運転支援システム「ホンダセンシング」が非搭載の車もあります。後期モデルは基本的に全車搭載です。

▽わくわくゲート非搭載車もある

5代目ステップワゴンの選択でもう一つ注意したいのが、実はわくわくゲート非搭載車が存在する点です。

前期モデルではタイプ別の設定で、一部非搭載車がありました。後期モデルは基本的に全車標準装備でしたが、2020年1月以降には非搭載の選択が可能なモデルもあったため、搭載状況を確認しましょう。

5代目ステップワゴンの中古車相場は?

ここでは、5代目でも人気の高い「ステップワゴンスパーダ」の中古車相場をまとめました(2026年3月現在、支払総額)。

・2018年式相場価格:約190万円〜300万円
・2021年式相場価格:約250万円〜370万円

ミニバンは中古車市場でも人気カテゴリのため、5代目ステップワゴンでも相場価格は決して安くありません。

ただし、上記はスパーダの相場価格であり、標準車はもう少し安い傾向があります。

また、現行モデルの6代目は新車時価格が約335万円〜で、上位グレードやハイブリッドモデルなら400万円以上になる可能性も高いです。

まずは中古車在庫をチェック!

ステップワゴンのわくわくゲートはユーザー評価も非常に高いので、「今のバックドアは使いにくい」「中古ミニバンでどれにするか迷ってる」という人はぜひ検討してみてください。

中古車は日々在庫が入れ替わるので、まずは希望の予算や条件に合う車がないか探し、実車をチェックしてみましょう。

(まいどなニュース/norico)