【井上尚弥】中谷潤人に湧いた“特別”な感情 11R左目痛め、猛攻仕掛けず… 「初めての感情」と明かし、残酷さを抑えた理由とは?
◇ボクシング 世界スーパーバンタム級4団体統一タイトルマッチ12回戦 王者・井上尚弥-挑戦者・中谷潤人(2日、東京ドーム)
試合から一夜明けた3日、中谷潤人選手に判定勝利を飾った井上尚弥選手が会見を行いました。その中で、11ラウンドに井上選手のアッパーで中谷選手が左目を痛めたシーンで感じた意外な気持ちを明かしました。
その11ラウンドで両者が接近戦となり、井上選手が隙をつき死角からアッパーを繰り出すと、これが中谷選手の顔面にクリーンヒット。中谷選手はその瞬間にさがり、左目をつむってしばらく開くことができませんでした。
そのシーンについて、井上選手は当然ながら気づいていたと明かすと、絶好のKOチャンスにもかかわらず初めて感じた気持ちとし「(攻勢を強めることを残酷に思う気持ちが)少しありましたね。このまま、たたきのめそうという気持ちは100%ではなかったです。この感情は初めてでしたね。(中谷選手に対し攻めきれなかったのは)その後のリカバリーがうまかったのもありますけど…」と答えました。
さらに本来なら「仕留めるのが理想だとは思いますけど」と言葉を足すと、記者から甘さではないかと指摘されますが、即座に「甘さではないです」と断言しました。
33戦27KOと圧倒的なKO数を誇る井上選手でも、同じ日本人であり、自身と渡り合える数少ない存在の中谷選手に対する特別な感情があったことを明かしました。