【ユニコーンS】シルバーレシオ 直線一気に首差勝利 岩田望が惚れ込む素材「大きいところを狙える」 野中師は東京ダービーに意欲「せっかくの権利だから」
「ユニコーンS・G3」(2日、京都)
栄光へ歩みを進めた。「最初はつまずいて、こけるんちゃうかなというくらい緩かった」と野中師が懐かしむ若駒シルバーレシオが、初めての重賞で2番人気の支持に応えてみせた。五分のスタートから道中はじっくりと脚をため、2着馬を常に射程に入れながら運んだ。先に抜け出したライバルを目がけ、直線でゴーサインを出すと一気に加速。コンビ6戦目の岩田望が「手前を変えてからはとらえられるなという反応だった」と振り返る抜群の手応えで、火の出るようなマッチレースを首差で制した。
JRA重賞20勝目と節目の勝利を飾った鞍上は「(成長は)秋からかなと思ったけど、ポテンシャルだけで勝ってくれた。無事なら大きいところを狙える」と素材にほれ込む。指揮官も「後ろのバランスがしっかりしてきて、坂路でもしっかりと走れるようになった。いい成長曲線を描いている」とダイヤの原石に目を細めた。「レース後もジッと立っていられる。本当に心肺機能の高い馬。古馬までうまく持って行けたらなと思う」と見据える先は砂の頂だ。
「いっぱい連絡がきた」と師が高く笑う1日大井でのインティ産駒初勝利から、喜びが続く。まず一つ勲章を勝ち取った素質馬は東京ダービー(6月10日・大井)への挑戦権をゲット。「状態を見ながらだけど、せっかくの権利だしね」と参戦に前向き。今度は大井の大歓声の中へ−。粗削りなファイターの旅路はまだ始まったばかりだ。
