ぶっつけ本番!4人の男たちが橋から逆さづりに…千曲市の雨宮の御神事「橋懸り」が9年ぶりに復活 大役の獅子を務めた男性に密着【長野・千曲市】
29日、千曲市で9年ぶりに通常開催された「雨宮の御神事」。獅子に扮した4人の男たちが逆さづりにされる「橋懸り」は見ものです。
最も位が高い獅子を任された男性は緊張しながらも大役を務めました。
逆さづりでゆっくりと橋から降ろされる4人の獅子…。田畑の荒廃や疫病の原因となる怨霊を追い払うため頭を振ります。
訪れた人は
「すごいですね」
(どんなところが迫力があった?)
「頭をこうやって水しぶきとか」
天狗の面を着けた御行司を先頭に獅子や六大神などお囃子に合わせて踊り、五穀豊穣を願い、厄を払います。
しかし、新型コロナウイルスの影響で2020年は中止。2023年は規模を縮小しました。
9年ぶりの通常開催となる今回。
最も位が高い獅子役を任された男性がいます。丸山裕一さん46歳です。
丸山裕一さん
「お祭りのことを知らなかったんですけれども、受けてくれということで受けまして、そこからいろいろお祭りのことを知りまして、これは大変だなと」
丸山さんが担う「宝珠獅子」は頭に金色の玉が乗っているのが特徴です。短冊状の和紙を2000枚ほど貼り付けるとその重さは15キロに。これを掲げながら踊りを披露します。
丸山裕一さん
「徐々に少しずつ練習して、踊りを忘れては覚えてを繰り返して定着してきて、きょうは皆さんに感謝して無事踊れるように頑張ります」
午後2時…御行司や獅子などは地域を練り歩きます。地元の伝統行事を一目見ようと沿道には多くの人が詰めかけました。
練り歩きの最後には見せ場の一つ化粧落としがあります。和紙は持ち帰ると無病息災などのお守りになるとされるため、あっという間になくなります。
そして、いよいよ最大の見せ場です。
午後6時半ごろ冷たい風が吹きつける中、獅子にロープが付けられました。橋の高さは7メートル…。事前に練習はなく、ぶっつけ本番です。
約2分間。丸山さんたちは一心不乱に頭を川に打ち付けます。
周りからは大きな歓声と拍手が…。大役を務めました。
丸山さん
「燃え尽きた感じです。やり切りました。この経験をまた次の人もおすすめしますので、この経験、なかなか得難いものがあると思います」
流れた和紙が新潟県に着く頃雨宮地区では田植えが始まるとされています。
次回は3年後の2029年に開かれる予定です。
