土砂崩れで温泉届かず5年 石川の白山一里野温泉「一筋の光に…」 源泉の配管復活へ
5年前の土砂崩れで源泉からの配管が破損し、今も宿に温泉が届かないままとなっている石川県の白山一里野温泉。来年度からようやく、斜面の工事が始まることが決まり、温泉の復旧へ向け期待がかかる一里野温泉の現状を取材しました。
白山の麓に位置する石川県白山市の白山一里野温泉。
源泉かけ流しが評判だったこちらのホテルの大浴場は…
一里野高原ホテルろあん・山粼 太一朗 社長:
「これも水風呂になっています。50度くらいの温泉が来ているので、それをかけ流すと42度くらいのお風呂ができるということで、まったく燃料も使うことなく、いい湯加減のお風呂ができている形だったんですね」
5年前に発生した大規模な土砂崩れで、源泉から温泉を引く配管が破損。
翌年には大雨で源泉付近が被災し、温泉街全体に湯が届かない状態となりました。
現在営業している7つの施設には、白山市から燃料費の補助が続けられていますが…
一里野高原ホテルろあん・山粼 太一朗 社長:
「温泉という、お客様が求めるものがなくなってしまっている以上、何か他に魅力付けをしなければいけないと」
被災前まで温泉かけ流しだった大浴場に、湯を沸かす燃料費がかさみ、厳しい経営状況が続いています。
そんな中、来年4月以降に、崩落した斜面の復旧のための作業用トンネルの整備が始まることになりました。
このトンネルが通ると、ようやく温泉を引く配管の復旧工事にも着手が可能となります。
一里野高原ホテルろあん・山粼 太一朗 社長:
「一つの希望の一筋の光が見えてきたということで」
ただトンネルの設置が完了するのは、早くても4年先の見通しです。
一里野高原ホテルろあん・山粼 太一朗 社長:
「なんとかこの状況を5年間続けて存続するというのが、まず私たちの当面の課題でして、なんとかこの地域を盛り上げていくようなことを、今後もみんなで頑張っていきたいとおもいます」
ようやく見えてきた一筋の希望を頼りに、温泉の完全復活への険しい道のりは続きます。
