2025年、万博効果で大いに盛り上がった大阪の街。新しいホテルが続々とオープンし、宿泊需要の高まりが見られたが、万博が閉幕した今、大阪のホテル業界は厳しい局面を迎えている。

「OMO7大阪(おも) by 星野リゾート」(大阪府大阪市)

どうすれば宿泊してくれるのかーー新たな一手を打ち出したのは、「OMO7大阪(おも) by 星野リゾート」。合同会社ユー・エス・ジェイと協業した新しいエンターテイメントライブや、吉本興業の芸人と一緒に楽しむ巨大BINGOなど、新しい仕掛けが満載だ。大阪に行きたくなる、OMO7大阪のクリエイティブなアイデアを紹介しよう。

○ユニバーサル・スタジオ・ジャパンとの特別なプログラムを開始

2022年4月に開業し、「なにわラグジュアリー」を合言葉に大阪らしさと上質な滞在を提供する「OMO7大阪」。OMOは現在全国に18施設あり、その中でも"フルサービスホテル"としてレストランも備えたホテルとなっている。客室数は全436室。2人で気軽に泊まれる「ツインルーム」や定員6人で個室のベッドスペースを備えた「いどばたスイート」など、どんな旅のスタイルにもフィットする客室がそろっている。

OMO7大阪の大きな魅力が「OMOレンジャー」によるアクティビティ。その街を知り尽くしたスタッフがOMOレンジャーに扮し、宿泊者に魅力を伝えてくれる。2026年3月13日より新しくスタートした「OMOレンジャーpresents『ユニバーサル・スタジオ・ジャパン Discovery Live』」は、⽇本初の「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン公認 OMOレンジャー」によるパークの楽しみ方を教えてくれるプログラムだ。

⽇本初の「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン公認 OMOレンジャー」

2部構成で、前半は大人気の「スーパー・ニンテンドー・ワールド」を大満喫するためのコツなど、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン公認 OMOレンジャーならではの情報を教えてもらえる。そして後半の内容を決めるのはその日の"ゲスト"。「キャラクター」、「ショー」、「パークデザイン」の3つから会場投票でテーマが決定、多くのゲストの興味に沿ったトークが展開される。もし自分が投票したテーマが選ばれなかったとしても、プログラム終了後に声をかけてOMOレンジャーから情報収集できるのもポイントだ。楽しいコツばかりで、参加後は「明日パークでやってみたい」という気分になる。

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン公認 OMOレンジャーならではの話が聞ける

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンへのアクセスまで楽しくサポートしてくれるのも、OMO7大阪の魅力。OMO7大阪の無料シャトルバスの往路便にはユニバーサル・スタジオ・ジャパン公認 OMOレンジャーが同乗し、一緒にパークへ向かうことができる。車内ではユニバーサル・スタジオ・ジャパンにまつわるクイズなどを実施。ホテルを出発した瞬間から、パークでアトラクションを体験しているようなワクワク感を楽しめるのだ。

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンへのアクセスまで楽しくサポート(写真提供: OMO7大阪 by 星野リゾート)

○吉本興業の芸人と一緒にBINGOで盛り上がれる!

「OSAKA PIKAPIKA NIGHT」も、万博後の施策として注目したいイベント。以前より開催していた「PIKAPIKA NIGHT」のリニューアル版で、2025年11月4日より開始している。大阪グルメやレトロな遊びを、19:15〜22:00まで楽しむことができる。

大阪グルメやレトロな遊びを楽しむ「OSAKA PIKAPIKA NIGHT」

宿泊者は屋台を楽しむ無料チケットとして2枚(飲食用)+1枚(遊び用)の合計3枚を渡され、「たこ焼き」、「季節のデザート」、「上方ビール」、「射的」、「スマートボール」から自分で好きなものを選べる。

屋台を楽しむ無料チケットで自分の好きなものを選べる

春の季節のデザートは「みたらしだんご〜冷やしあめ餡〜」と「さくらうぐいす餡だんご」。友達や家族とそれぞれ違うグルメを選び、シェアするのも楽しいだろう。OMO7大阪オリジナルの「上方ビール」や、たこ焼き発祥の「会津屋」と共同開発した「OMOラヂオ焼き〜味噌ホルモン〜」も、ここでしか味わえない限定グルメとなっている。

20:30〜20:45に開催される「コテコテSHOW TIME(無料)」は、OMO7大阪に宿泊したら必ず参加してほしいと断言できる、面白い施策だ。吉本興業の芸人とのコラボレーションで、毎日日替わりで登場するお笑いライブとBINGOを楽しめる。この日、会場を盛り上げてくれたのは大阪市24区住みます芸人としても活躍する「アンビシャス」。たった15分の登場にも関わらず、子どもから大人まで皆の心を掴むトークを披露してくれた。

吉本興業の芸人とコラボした「コテコテSHOW TIME(無料)」

そして「コテコテSHOW TIME」の締めは、BINGO。ホテル壁面の外装膜に映し出される巨大な絵柄と、配られたBINGOカードのマスの絵柄が同じであれば、穴を開けていく。進行を担当するOMOレンジャーとアンビシャスとの掛け合いも面白い。見事、BINGOに当たれば景品がもらえて、この日も数名がBINGOしていた。外れた場合も参加賞をもらえ、芸人との写真撮影も楽しめる。

「コテコテSHOW TIME」の締めはBINGO!

○リピーターが即予約、OMOレンジャーと楽しむアクティビティ

OMOブランドが展開を開始したのは2018年。都市を目的地とする旅行者のためのブランドとして誕生し、現在では「OMOファン」のリピーターも数多く存在する。

リピーターとなるファンも多いOMOレンジャーと楽しむアクティビティ

そんな彼らが、宿泊予約とともに、すぐに予約するのが数量限定アクティビティ。例えばOMO7大阪の「ほないこか、ツウな新世界さんぽ(無料)」の最大定員は、日本語ツアー・英語ツアーそれぞれ10人だ。OMOレンジャーと一緒に大阪の観光地・新世界を歩き、マグロ3貫150円で食べられる激安寿司店や通天閣が最も美しく見える商店街など、ツウな情報を教えてくれる。

初めて訪れる観光客にとってはハードルの高いディープなスポットも、OMOレンジャーと一緒に行けば心強い。大阪のおばちゃんのトレードマークであるアニマル柄専門店「なにわ小町」では、店主の高橋さんと一緒に「ガオー!」とポーズを決めて写真撮影も楽しめる。

大阪のおばちゃんのトレードマークであるアニマル柄専門店「なにわ小町」で写真撮影も

「めっちゃ串カツどっぷりツアー(ガイド料は税込1,000円、食事代は都度支払い)」は、1日3人限定。40店舗以上ある新世界の串カツ店の中から、OMOレンジャーが一押しの店に連れて行ってくれる。その日によって店は変わり、この日、担当のOMOレンジャーのみっちゃんと一緒に訪れたのは「串カツ大将」。カウンター席が良い雰囲気を漂わせる、ローカルなお店だ。

「めっちゃ串カツどっぷりツアー(ガイド料は税込1,000円、食事代は都度支払い)」

お店ではどの料理を頼んでも自由だが、ツアー参加者のほとんどが頼むのが「OMOセット」。ツアー限定のお得なセットで、串カツ大将では「うなぎ」「鴨ネギつくね」「たらこ」の串と、「どて焼き」のセットを1,000円(税込)で提供している。「鴨ネギつくね」はふわふわのつくねと、サクサクの衣の食感がたまらなくおいしい。コロナ禍後、ソースはソース差しで提供しているが、このツアー参加者には特別にソース缶を提供。「二度漬け禁止」の古き良き文化を体験できる。

「二度漬け禁止」の古き良き文化を体験

2軒目としてやってきたのは「王将倶楽部」。新世界の歴史あるジャンジャン横丁にあった将棋クラブをリノベーションした串カツ店だ。お得なOMOセットは3種類あり、「OMOセットC」はドリンク1杯・どて焼きミニ・サーモン親子串・特上牛串カツ・天使の海老・バウムクーヘン串or王将モナカがついて2,000円(税込)。ドリンクはおまかせ地酒やガリチューハイなどアルコールもOKで、レモンの薄切りが8枚ものった山盛りレモンチューハイは写真映えも抜群!

将棋クラブをリノベーションした串カツ店「王将倶楽部」

万博閉幕で一時客足は減少したものの、3月からユニバーサル・スタジオ・ジャパンが25周年のイベントがスタートし、観光客の回復が期待できる大阪のホテル業界。「OMO7大阪」では、滞在を通して「お客様にどうしたら楽しんでもらえるか」ということを、現場のスタッフがしっかり考え、実行できていることを実感できた。万博時期と比べ、どんな取り組みを仕掛けられるかが、2026年は成否の分かれ目となりそうだ。

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小浜みゆ 明治大学 経営学部を上位成績で卒業後、IT企業で営業・企画を経験。その後フリーのライター・フォトグラファーとなり、「旅」と「美容」を軸に執筆を行う。毎週のように国内外を飛び回り、自分自身でトレンドを体感し、記事を書くのがモットー。趣味は道の駅巡りで、関東道の駅全制覇。地方創生を応援したい。 この著者の記事一覧はこちら