先月行われた北中米W杯欧州プレーオフでルーマニア代表を率いていたミルチェア・ルチェスク監督が死去した。享年80だった。

 ルチェスク監督は24年8月からルーマニア代表を率い、7大会ぶりの出場となる北中米W杯行きを目指していた。欧州予選H組で3位となりながらも、ネーションズリーグの成績によってプレーオフに進出。しかし、3月26日の準決勝でトルコに0-1で敗れ、本大会行きを逃していた。

 チームは31日にスロバキア代表との国際親善試合を行うこととなっていたが、29日のミーティング中にルチェスク監督は体調を崩し、4月2日には代表監督を辞任。入院して治療を受けながらも、7日の朝に心臓発作を起こして亡くなった。

 現役時代にはルーマニア代表として64試合に出場し、70年メキシコW杯ではキャプテンを務めた。そして、指導者として81年から86年までルーマニア代表監督を務め、24年からは2度目の監督就任となっていた。

 同国のレジェンドに対し、ルーマニアサッカー連盟は「過去、現在、未来において真のレジェンドであるミルチェア・ルチェスク氏の逝去に対し、深い哀悼の意を表します」と声明を発表している。