JRT四国放送

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北島町に、陸上・中長距離界を震撼させるスーパーキッズがいました。

小学生の国内史上最高記録を樹立、はやくも高校生と互角に渡り合う「奇跡の12歳」に、カメラが迫りました。

北島町の村山玲奈さんです。

軽快にトラックを駆ける、あどけなさの残る12歳。

けど彼女、ただ者じゃありません。

2025年11月、県内の小学生が出場した中長距離の記録会で、1000m・2分54秒82をマーク。

歴代小学生女子の日本最高記録を樹立しました。

今、ネット上でその異次元の速さが話題を呼んでいるという玲奈さん。

一体、どれくらいはやいかというと、こちらをご覧ください。

これは3月、香川で開かれた大会の様子。

2位以下をまとめて置き去りにして、圧倒的な一人旅。

これぞまさに異次元の速さ、まさしくスーパーキッズです!

(村山玲奈さん)
「お兄ちゃんが、この競技場で走っていたのを見て、走ってみたいと思って始めた」

練習は週3日、市内の陸上競技場で行います。

コーチは父・村山竜也さん。

竜也さんもまた、かつて大塚製薬陸上部に所属し、アジア選手権にも出場した日の丸ランナーです。

この日は600m走と300m走を組み合わせたメニュー、持久力とスピードを同時に鍛えます。

(父・竜也さん)
「ある程度スピードを上げないとダメよ、流しして準備して」

玲奈さんと同じメニューをこなすのは、高校生や中学生の選手たち。

なんと男子もいます。

(父・竜也さん)
「ナイスペース、50・51 オッケー」
「5分あけるけんな」

(村山玲奈さん)
「莉菜(姉) 先行って」

(父・竜也さん)
「次、莉菜が先に行って玲奈が後ろから追いかけるようにする」
「2・3・4・5」
「ペース走みたいな感じとか、手前で負荷のかかった状態の中でスピードを上げる練習に変えたり」
「バリエーションはいろいろやっている」

あえて5秒遅れてスタートし、ピッチを上げていく。

中学生たちを相手に、いとも簡単に抜き去っていきます。

(姉・莉菜さん)
「『ごめんね』って(抜いて行った)」

(父・竜也さん)
「抜いて行きざまにスッて入ってきたん? 余裕度が違うかった?」
「余裕?まあまあ、ええんちゃん」
「僕の感じでは6割ぐらいでしか練習はさせてない」
「もっとやれって言ったらできるんだろうけど、やってしまったら潰れるだろうから、そこまでやっていない」

そんな玲奈さんの家族は、父・竜也さんのほか、兄と姉はともに陸上部所属、お母さんも元実業団選手という、まさに陸上一家です。

3人の子どもたちのうち、玲奈さんについて竜也さんは。

(父・竜也さん)
「ラスト勝負に対する執着心は(3人の中で)一番強い気がする」
「スピードもあるが、絶対ラスト負けんなっていう安心感はある」

「レディー ゴー」

そんなスーパーキッズ玲奈さんも、トラックを離れれば、ごく普通の12歳。

ついこの間、小学校を卒業し、この春から晴れて中学一年生です。

(父・竜也さん)
「今は何をしていますか?」

(村山玲奈さん)
「マッサージだよ。あー ほぐれる」

(父・竜也さん)
「今は陸上を趣味というわけではなくメインでやっているが、陸上の人生なんて短いものだから」
「せめて僕のレベルの位置は、最低ラインとして超えて欲しい」
「日本代表でもいいし、日本選手権のステージに、 同じところに立ってみて、僕の上には軽く行って欲しいなと思う」

未来へと果てしなく広がる無限の可能性。

これからの目標は?

(村山玲奈さん)
「1500mでは4分20秒を出せるように、3000mは9分20秒を出せるように頑張りたい」
「全ての記録を塗り替えたい」

お父さんのあとを受け、いつかは日の丸、そして夢の舞台・オリンピックへ。

もしかしたらそこで、一番輝く色のメダルを手にするのも夢じゃないかもしれません。

陸上界の超新星、日本記録保持者の12歳、村山玲奈さんをご紹介しました。