大外から差し切ったスズハローム(手前)

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 「ダービー卿CT」(4日・中山)

 10番人気のスズハロームが、最後方から豪快に伸びて差し切り、重賞初制覇を飾った。鞍上の藤懸貴志騎手(33)=栗東・フリー=は、21年マーメイドS(シャムロックヒル)に続く約4年9カ月ぶりの重賞2勝目。頭差の2着は写真判定の大接戦に。2着には6番人気サイルーンが、3着には1番人気ファーヴェントが入った。勝ち時計は1分33秒4(稍重)。

 殊勲の藤懸は「全く分からなかったんですが、ターフビジョンを見て、みんな“勝っている”って言ってくれたので本当にうれしかったです。何よりこの子が勝てたのがうれしいですね」と満面の笑み。「道中は最後方くらいと思っていましたが、ペースも流れていましたし、どれくらい脚を使ってくれるかだと思っていました。大した馬ですね」と末脚の破壊力に最敬礼だ。「見ての通り、末脚が武器の馬で、重賞2、3着があってそこから低迷したんですけど、リステッドを勝ってこうしてこの舞台に来られて良かったです。次も頑張りたいですね」と気持ちを新たにした。

 自身は21年マーメイドS以来の重賞2勝目。「前回はコロナ禍だったので、今回はお客さんがたくさんいるなかで、こうして今までやってきたことを出せて良かったですね」と充実の汗をぬぐっていた。