ホルムズ海峡が事実上閉鎖され、オマーンで停泊するタンカー(3月12日)=ロイター)

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 【ロンドン=工藤武人】イランが事実上封鎖しているホルムズ海峡の安全な航行再開に向け、2日にオンライン形式で開いた有志国会合の議長を務めた英国のイベット・クーパー外相は議長声明を発表し、海峡を「即時かつ無条件に」開放するよう要求した。

 海峡封鎖が続いた場合は、イランに対する制裁を検討することも盛り込まれた。

 有志国会合には日本や独仏、インド、ペルシャ湾岸諸国など40か国以上が参加した。欧州連合(EU)や国際海事機関(IMO)を含む国際機関も加わり、イランに圧力をかけるため制裁などの措置を協議した。議長声明では、イランが「世界経済を人質に取ろうとしている」と非難した。

 参加国は、船舶に通航料を課そうとするイランの対応を批判。イラン側に国連などを通じて呼びかける案も議論した。IMOと連携し、ホルムズ海峡から動けずにいる船舶や乗組員の解放を目指す方策も議題になった。

 参加国は今後も協議を継続する方針で合意した。