5月のトキ放鳥 待ちわびる能登の人々 児童が意見交換会 復興への願い込めて歓迎ムード高まる
その時が近づいています。ことし5月に能登での放鳥が予定されているトキ。迎え入れる能登地域では、来たる日にむけ歓迎ムードが高まりつつあります。
日本を代表する鳥、トキ。
石川県輪島市では、本州では野生のトキが最後に棲息していたことから、市の鳥に指定しています。
「トキは他の鳥と違って臆病で、近づくだけでストレスがたまるので、地域の人に知ってもらいたかったからです」
発表した児童:
「楽しみというのと、トキが羽咋に根付いてほしいと思います」「一緒に共生したいと思います」
本州で初となるトキの放鳥は、5月31日に石川県羽咋市の邑知潟で行われます。
放鳥予定のトキは20羽で、そのうち3羽は、いしかわ動物園で生まれた個体です。
現在は、新潟県佐渡市で、野生への復帰に向け訓練中です。
環境省佐渡自然保護官事務所・北橋 隆史 首席自然保護官:
「順調に予定通りの順化訓練を進めていて、一羽も脱落することなく無事に訓練を終えて、本州放鳥にもっていければなと思います」
刻々と近づく放鳥の日。会場近くの公民館では…
山東 徹也 記者:
「あ~トキのぬいぐるみですね。こちらはオリジナルの服。さらにはトキの歴史。こちらはトキに会った時の注意書。いよいよ放鳥に向け着々と準備が進められています」
歴史的瞬間を迎えるにあたり、羽咋市、そして能登地域で歓迎ムードが高まる一方…
余喜公民館・豊田 梨華 主事:
「入口の場所が特に(地震の)影響が大きい場所ですね」
放鳥会場に残る震災の爪痕。
能登の人々にとってトキの放鳥は単なるイベントにとどまらず、復興への願いが込められています。
羽咋市民:
「楽しみやね、見に行きたい。近いから」「楽しみといいうよりも、期待がありますよね」「トキは珍しいので、希望を持ったような感じで(放鳥を)してほしい」
優雅に空を舞う姿が復活する“トキ”。そして、復興のシンボル誕生の“トキ”が刻々と近づいています。
