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「家運隆昌」と聞いて、どのような印象を受けますか? スピリチュアリストでオペラ歌手の江原啓之さんは、この言葉について、「偶然の幸運に恵まれることではなく、あらゆる出来事を通してたましいが学び、家という器が少しずつ整えられていく、その歩みそのもの」だと語ります。そこで今回は、江原さんの著書『家運隆昌-幸運を招き入れる暮らし方』から抜粋し、幸せの方向へ歩き出すためのヒントをご紹介します。

【書影】幸せはまず、あなたが変わることから。江原啓之『家運隆昌-幸運を招き入れる暮らし方』

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恐れを捨て、しがみつかない

本当の幸せとは何でしょうか。それは、「何も怖いことがないこと」です。

けれど多くの人は、気づかぬうちに恐れに支配され、何かにしがみつきながら生きています。

「あれをしてはいけない」「これを失ったらどうしよう」と自分を縛り、「良くないことが起きたのは、きっと**のせいだ」と怯えている――。そのような心の状態では、いつもビクビクと緊張し、ほがらかさも失われてしまいます。

当然、そこに笑福は生まれません。

進む道を変えるべきタイミング

人生には誰にでも、どう頑張ってもうまくいかない時があります。しかし、それらには必ず意味があります。

たとえば「こんなに努力しているのに、教員採用試験に何度挑戦しても合格しない」という場合、もしかすると教員という道自体が合っていない可能性もあるのです。

もちろん、「もう一度」「あと一回」と納得いくまで挑戦すること自体は、立派な人生の選択でしょう。しかし同時に、次のような自問も必要です。「私はこの道にしがみついていないだろうか」「もっと自分にふさわしい道があるのではないか」「方向転換することを恐れていないだろうか」こう自分に問いかけてみると、心の奥で「もう十分だ」と感じている自分に気づくことがあります。

進む道を変えるべきタイミングは、不思議なことに本人がいちばんよく知っているものです。

恐れを捨て、しがみつかない

大人でも子どもでも、年齢に関係なくうまくいかない時は訪れます。そこで「自分はダメだ」と落ち込んでしまえば、それは負のスパイラルの入口です。

そうならないためにも――恐れを捨て、しがみつかないこと。これが、家運隆昌へ向かううえで非常に重要なテクニックなのです。


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うまくいかない出来事に出合ったとき、どうか落ち込むのではなく、「あ、この道ではないんだな」とやわらかく受け止めて、一度立ち止まってみてください。

焦らないで待つこと。あるいは、自分に合う別の道を静かに探してみること。その姿勢こそが、たましいの流れを整え、新しい道をひらく鍵となります。そして必ず、あなたにとっての家運隆昌の道は見えてきます。

「しがみつくのははしたない」と思う

人は不安になると、つい何かにしがみつこうとしてしまいます。しかしまず大切なのは、「しがみつくという行為そのものが、実はとても“はしたない”ことなのだ」と理解することです。

しがみつきの典型例として、私はよく子どもを挙げます。親が自分の不安や寂しさを埋めるために子どもに依存して生きる――これはもっともはしたない在り方の一つです。たとえば、「老後が心配だから子どもを持ったほうがいいのでは」などと思うのであれば、それは「自分を世話してくれる存在を産んでおこう」という発想と同じで、非常に危うい考え方です。

もちろん、この記事を読む多くの方は、そのような意図で子どもを持ったわけではないでしょう。だからこそ、子どもが巣立った後はしがみつかずに、「子どもは子どもの人生を歩めばいい」と静かに見守る姿勢が大切なのです。

※本稿は、『家運隆昌-幸運を招き入れる暮らし方』(中央公論新社)の一部を再編集したものです。