大相撲三月場所>◇六日目◇13日◇大阪・エディオンアリーナ

【映像】冗談みたいな体格差&劇的結末(実際の様子)

 まさに「大人と子供」ほどの大胆な体格差だ。体重252kgの巨漢と、その半分にも満たない109.9kgの力士が激突。約1分間に及ぶ死闘の末、最後は物言いがつく際どい決着となり、館内は騒然。ファンからも「冗談みたいな体格差」と驚きの声が相次いだ。

 注目を集めたのは、序二段八枚目・蒼富士(伊勢ヶ濱)と、序二段十二枚目・出羽ノ城(出羽海)の一番。身長190.5cm・体重252kgの出羽ノ城に対し、蒼富士は166.4cm・109.9kg。その体重差はなんと142.1kgだ。

 立ち合い、蒼富士は低く鋭く当たって巨漢の懐に飛び込もうとするが、出羽ノ城はその重戦車のような圧力で跳ね返す。蒼富士は右を差し、必死に食らいついて揺さぶりをかけるが、250kgを超える壁は動かない。土俵中央で両者の動きが止まり、約1分間にわたる膠着状態が続くと、館内からは拍手が巻き起こった。

長い協議の末、「足が先に出ていた」

 劇的な結末は土俵際。出羽ノ城が最後の一押しを見せると、蒼富士は捨て身の首投げを打とうと粘る。しかし、出羽ノ城の重圧に屈し、両者はほぼ同時に土俵下へ転落。軍配は出羽ノ城に上がったが、すぐに物言いがついた。

 スロー映像が流れる中、視聴者の意見も「同体じゃね?」「足が先だな」「軍配どおりだわ」と真っ二つに。長い協議の末、阿武松審判長が「蒼富士の足が先に出ていた」と説明し、軍配通り出羽ノ城の白星が確定した。

 252kgという驚異の数字を背負い、最後は逃げ切った出羽ノ城は3勝目。敗れたものの、倍以上の体重差がある巨漢を土俵際まで追い詰めた蒼富士の奮闘にも、惜しみない拍手が送られていた。(ABEMA大相撲チャンネル)