キンスキー(左)について語ったクルトワ(右)。(C)Getty Images

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 GKにしか分からない辛い瞬間だ。レアル・マドリーのベルギー代表GKティボー・クルトワが、トッテナムのチェコ代表GKアントニーン・キンスキーの一件に言及した。
 
 22歳のキンスキーは、現地3月10日のアトレティコ・マドリー戦(2−5)でチャンピオンズリーグ(CL)デビューを果たした。

 ただ、開始6分でビルドアップ時に足を滑らせ、相手の先制点のきっかけを作れば、1点を追加されて迎えた15分には、痛恨のキックミスで再び失点に関与。すると、わずか17分でベンチに下げられてしまった。いわゆる懲罰交代である。
 
 33歳で経験豊富なクルトワは、11日のCLマンチェスター・シティ戦(3−0)後に取材に対応。オランダメディア『VP』などによれば、「彼に個人的にメッセージを送った」と明かした上で、こう語った。

「僕もアトレティコ時代とチェルシー時代にミスを犯した。2018年にはメッシに2回も股を抜かれて失点して、多くの批判を浴びたよ。もちろん、彼のケースほど深刻ではないけどね。彼にはこれを学びの機会と捉えるべきだと言いたい。それは当然、非常に厳しいことだが、彼は才能があるのだから、ただひたすら努力を続けるべきだ」

 失敗を乗り越えて強くなった先輩守護神はまた、極めて異例の早期交代に関して、次のような見解を示した。

「彼を交代させるという決断は難しい。その後に彼が素晴らしいプレーを見せれば、誰もそのミスについて話さなくなるかもしれない。キーパーは難しいポジションだ。我々はとても脆弱で、いつだって容易でない。ミスをすると、大抵すぐに失点に繋がる。僕はこう言いたい。『頭を上げて。今は辛い状況だが、チームが彼を信頼し続ければ、きっと上手くいく』とね」

 なお、キンスキーはインスタグラムのストーリーに「メッセージをありがとう。夢から悪夢へ、そして再び夢へ。また会おう」と綴った。クルトワをはじめ、多くの人々から励ましの言葉を受け取ったようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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