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自民党が圧倒的な多数を獲得した今回の衆議院選挙。農水相になり、はじめて臨んだ選挙で、山形県から6回目の当選をかけた鈴木憲和氏は、県2区で圧倒的な強さを見せて当選を決めた。

【画像】様々なお祝いを手渡される鈴木氏

長靴を履き第一声を上げてはじまった選挙戦。雪深い地域を選挙カーが走るも、自身は大臣としての応援演説などで地元を空けることが多く、12日の選挙期間のうち選挙区で活動できたのはわずか4日間のみ。しかし現役大臣ゆえか、その強さはゆるぎなかった。

○山形県 2区 開票結果

鈴木憲和(自民・前) 12万4512票

菊池大二郎(国民・前) 4万9804票

岩本康嗣(共産・新) 7919票

8日の午後8時すぎ。テレビ各局が鈴木氏の当選確実を伝えると、鈴木氏は米沢市のJA関連施設のホールに姿を見せ支援者と喜びを分かち合った。そして、次々と支援者から、農産物のお祝いの品が手渡された。

■当選した大臣に渡された「農産物」

まず手渡されたのは、牛乳。鈴木氏は以前から、冬場に牛乳の消費が落ち込むことを気にかけ、「冬こそ牛乳を飲んで」などとアピール。今回はそんな牛乳が、当選のお祝いとして手渡された。

鈴木氏は「牛乳3リッター!」などとおどけ、笑顔を見せた。

そして、次に登場したのは何やら緑色の花束。「ほうれん草のブーケです」などと話す支援者からお祝いを受け取ると「ほうれん草の花束は初めて」と話した。

また、コメの加工品も手渡されるなど、農業関係団体の手厚い支援と、今後の取り組みへの期待の大きさがあらわれた会場の一幕となった。

■乾杯は牛乳で

一通り支援者から祝福を受けた鈴木憲和氏は、支援者に囲まれて乾杯をすることに。乾杯は・・・牛乳だ。

とことん農産物に囲まれて、選挙戦を振り返り、喜びを分かち合った。

■山形県はもちろん、国民に何を見せられるか

「ここから、やらなきゃならないことがたくさんあります。皆さんと一緒に歩んで行きたい」と支援者に話した鈴木氏。

記者が「コメ価格が高止まりしているとされる件についてはどうするのか」と問うと、「コメは需要が多様化している。多様な需要に応えられるコメ生産の在り方を議論して方向性を見出せるようにしたい」と話すにとどまり、直接的な価格へのアプローチには言及しなかった。

鈴木氏は高市内閣のある意味目玉の1人として大臣に選ばれ、これまで3か月以上にわたって農林水産業について様々な課題にぶつかってきた。しかし特にコメ問題を見てみると、多くの消費者が期待する価格や流通課題に関して目に見える成果があったかと言えば疑問ではある。

今後改めて高市内閣が組閣されることになるだろうが、鈴木氏の農林水産大臣としての再入閣はほぼ確実視される。

先の見通せる農業の構築、消費者が求めるおいしくて手ごろな農産物。そして付加価値をつけた海外への攻勢。バランスをとるのが難しくすぐに結果が出るはずもない課題ではあるが、今後こうした課題にどういった姿勢で臨むのか、何をしてくれるのか。農業県から出た大臣の活躍を、山形県のみならず、全国の有権者はしっかり見て行く必要がある。