サクソフォーン奏者・上野耕平さんが驚いた“10年以上W金賞” 玉名女子高校吹奏楽部の音楽力 「大人顔負けでは」
熊本県内屈指の吹奏楽の強豪校として全国に名をはせる「玉名女子高校」。
【写真を見る】サクソフォーン奏者・上野耕平さんが驚いた“10年以上W金賞” 玉名女子高校吹奏楽部の音楽力 「大人顔負けでは」
今年10月に宇都宮市で開催された全日本吹奏楽コンクールで金賞を獲得し、「12回連続の金賞」という偉業を成し遂げました。さらに、10月23日に大阪府で開かれた全日本マーチングコンテストでも金賞。こちらは「15回連続」です。
そんな玉名女子高校吹奏楽部が12月27日、日本トップクラスのプロ奏者2人とコラボレーションします。
その2人とは、日本を代表するサクソフォーン奏者・上野耕平さんと、16歳の若きトランペット奏者・児玉隼人さん。
コンサートに先立ち、初めての合同練習の様子が中継されました。
(放送:2025年12月1日)
玉名女子高校との演奏について
日本を代表するサクソフォーン奏者である上野さんは、第28回日本管打楽器コンクールで史上最年少で1位を取り、NHK交響楽団など、国内ほとんどのプロオーケストラと共演しています。
様々なメディアにも出演するなど、多方面で活躍中です。
上野さん「皆さん本当素晴らしいです。ちょっとひと言、言っただけで音がガラッと変わるし、大人顔負けと言ったらいいのかな?彼女たちにしかできない音楽をすでに持っているにもかかわらず、それをさらに向上させる心が、本当に素晴らしく思いますね」
一方、同世代との共演となる児玉隼人さんは「いつも高校生の同世代のところに行く時はすごく緊張するけれども、どんどんほどけて、楽しくやれています」と笑顔で語りました。
北海道出身の児玉さんは去年、第39回日本管打楽器コンクールで「史上最年少1位」を獲得しました。今年のウィーン国際音楽コンクールでは金賞を受賞するなど、国内外で注目される若き才能です。
現在16歳、最近ではNHK交響楽団との共演も果たし、その活躍の場をさらに広げています。
そんな2人の教えに、吹奏楽部のリーダーは?
玉名女子高校吹奏楽部 青木楓凛那さん「すごく刺激的です。日常的なことで例えてくださって、また吹いて教えてくださるのでとても分かりやすくて。とてもいい勉強になってます」
世界が注目するトップ奏者と、彼らが太鼓判を押す高校生たち。コラボレーションは、どのように実現したのでしょうか。
音楽の楽しさ 若い世代に
このコンサートが実現した背景には、上野さんの音楽に対する深い想いがあります。
上野さんは小学生の頃から吹奏楽を始め、コンクールなどに出場しながらサクソフォーンと向き合い、音楽の道に進みました。
その中で「吹奏楽コンクール至上主義」のような考え方に疑問を持ち始めました。
音楽に向き合う目的が「結果ありき」になってしまうのは残念だと思った上野さんは、高校生と音楽の楽しさ、表現することの喜び、本当の音楽力を分かち合える交流コンサートを始めました。
なぜ「玉女」が?
玉名女子高校は、北は新潟、南は沖縄まで、全国から「玉女で吹奏楽やりたい!」という思いで集まった生徒たち83人が所属しています。
そして実は、部長がいません。「全員が部長」という思いで、演奏をつくり上げます。
上野さんは公開練習で、生徒たちの技術力だけでなく、楽しそうに演奏する雰囲気の良さに驚いたといいます。
「想像以上の高い音楽力をもっていた。本番はとんでもない公演が生まれると思う」上野さんは大きな期待を寄せ、初めての合同練習を終えました。
「上野耕平×児玉隼人 with 玉名女子高等学校吹奏楽部」は12月27日(土)、熊本県立劇場コンサートホールで開演です。
