AMDが投資家向けの「Financial Analyst Day」で、2025年以降に向けた事業計画を説明し、その中で今後のCPUやGPUのロードマップを更新しました。この中で、AMDはZen 7を初めて公式に発表し、2026年以降のリリースを示唆しました。

Financial Analyst Day :: Advanced Micro Devices, Inc. (AMD)

https://ir.amd.com/news-events/financial-analyst-day

AMD Confirms Zen 6-Powered Medusa CPUs For 2027, Next-Gen Gaming GPUs With Improved AI & Raytracing

https://wccftech.com/amd-confirms-zen-6-medusa-cpus-2027-next-gen-gaming-gpu-improved-ai-raytracing/

AMD reveals new roadmap for its Ryzen CPUs, teasing Zen 7 as the true "next-generation" leap with 2nm - Lineup confirms 2026 release for Zen 6, coming with expanded AI features | Tom's Hardware

https://www.tomshardware.com/pc-components/cpus/amd-reveals-new-roadmap-for-its-ryzen-cpus-teasing-zen-7-as-the-true-next-generation-leap-with-2nm-lineup-confirms-2026-release-for-zen-6-coming-with-expanded-ai-features

Zen 6世代のCPUが2026年に登場することはすでに発表されており、2025年11月上旬にはZen 6の命令セットアーキテクチャ(ISA)も公開されました。



そして、今回発表された以下のロードマップでは、次世代デスクトップ向けRyzen CPU「Olympic Ridge」や次世代モバイル向けRyzen CPU「Medusa Point」、次世代のEPYC CPU「Venice」などのZen 6世代がTSMCのN2プロセスノードを採用した業界初の量産CPUになることが発表されました。Zen 6世代CPUのリリースは改めて2026年頃とされています。



AMDの最高技術責任者であるマーク・ペーパーマスター氏によれば、EPYC Veniceはすでに設計が完了した段階だとのこと。ペーパーマスター氏は「高性能プラットフォーム向けのZen 6アーキテクチャや、効率重視のZen 6cアーキテクチャは、どちらも電力効率とプロセス間通信(IPC)の改善によりパフォーマンスが向上し、RyzenおよびEPYCシリーズ全体でより多くのAI機能を提供する」と強調しました。

また、ロードマップには「Zen 7」の名前もあります。Zen 7世代のCPUが登場する時期は記事作成時点で不明ですが、少なくとも2026年以降であることが示されています。ロードマップでは、「新しいマトリックスエンジン」と「AIデータフォーマット拡張」が設計の軸になっていることが示されています。



RX9000シリーズに続くゲーミングGPUは、記事作成時点で詳細が明らかにされていません。ただし、次世代ゲーミングGPUは「RDNA 5」と書かれておらず、次期アーキテクチャはRDNAの系譜から外れる可能性が示唆されました。



データセンター向けGPUは、2026年に登場することが発表されているInstinct MI400シリーズの次世代としてInstinct MI500シリーズの存在が明らかにされました。



なお、AMDはEPYC VeniceとInstinct MI400シリーズを組み込んだラックサーバー「Helios」を開発中で、NVIDIA「Vera Rubin」に対抗するモデルとして位置付けています。