Xが「空いているレアなユーザー名」を入手できる「Handles」をスタート、超レアなユーザー名は数億円

X(旧Twitter)の「@」から始まるユーザー名は、アカウント作成時や変更したいときに自由に設定できますが、過去に他のユーザーが設定したことのあるユーザー名と同じものは使用することができません。そこで2025年10月19日にXは、アクティブでないユーザー名を自分のものにできたり、「レアなユーザー名」を有料で購入できたりするサービス「Handles」を、Xのプレミアムメンバー限定で開始すると発表しました。
https://handles.x.com/

Handles / X
https://handles.x.com/how-it-works
Xのユーザー名は自分で入力して設定できますが、既に使われているユーザー名を入力した場合、「このユーザー名は使われています。他のものを選んでください」と表示され、ユーザー名を決定することができません。その場合は「おすすめユーザー」として、希望するユーザー名の末尾に文字列を足した別のユーザー名が提案されますが、過去に使われていたものは提案されないため、選択肢は限られます。

そこで、Xは「X Handle Marketplace(Handles)」を有料会員向けに発表しました。Handlesは、「現在では使用されていないものの、古いアカウントにまだ関連付けられているユーザー名」を再配布することを目的としています。
The X Handle Marketplace is our industry-first solution to redistribute handles that are no longer in use.
Eligible Premium subscribers will be able to search and make requests, with both complimentary and paid options available.— Handle Marketplace (@XHandles) October 19, 2025
Handlesで再配布されるユーザー名はPremium+およびPremium Business加入者が無料でリクエストできる「優先ハンドル」と、標準のリクエストでは利用できない「レアハンドル」の2種類があります。
・優先ハンドル
古いアカウントにまだ関連付けられているユーザー名をリクエストすると、通常3営業日以内に審査され、承認された場合はそのユーザー名が「予約」状態になります。予約することができたユーザー名は他の人に取得されることはなく、切り替えたいタイミングで自分のアカウントに適用できます。なお、優先ハンドルはXのPremium+およびPremium Businessアカウント特典のため、受け取った後にサブスクリプションをキャンセルまたはダウングレードした場合、新しく取得したユーザー名は自動的に古いユーザー名へと変更されます。
・レアハンドル
レアハンドルには「ドロップ」と「購入」の2種類があります。「ドロップ」は「Harry」「Legend」」「Bill」など個人名や欲しがる人の多そうな英単語で、これらの「幅広い魅力を持つ特定のユーザー名」をXが削除し、複数のユーザーが応募できる期間限定ドロップでリリースされることがあるとのこと。審査ではXへの過去の貢献や、ユーザー名の用途、Xでのエンゲージメントやリーチが加味されるそうです。
また、「One」「Fly」「Compute」のように、特に人気度が高い単語、文化的重要性があるワードなどは、招待者に送られる購入オファーのみで取得できます。レアハンドルの価格は、需要と独自性に応じて2500ドル(約38万円)から数億円にもなる可能性があるとのこと。なお、レアハンドルを購入した場合は、サブスクリプションを終了しても同じユーザー名を使い続けることができます。

「優先ハンドル」「レアハンドル」で新しくユーザー名を取得して変更した場合、以前に使われていたユーザー名は凍結され、他のユーザーが利用することはできません。今後、古いユーザー名から新しいユーザー名へのリダイレクトオプションについて、追加料金で提供する可能性があると告知されています。
Xは、使われていないユーザー名をプレミアムアカウントの特典にする理由について、「ボットによるスパムや悪用を防ぐため、貴重な非アクティブなユーザー名を一般に公開することはありません。ハンドルマーケットプレイスは、管理されたプロセスを通じて公正かつ安全な流通を可能にします」と説明しています。
