今春から浦和ユースを率いる“監督・阿部勇樹”のプレミア初采配に密着! 流経大柏を相手に惜敗も「挑戦者として全力を注ぐ」
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浦和ユースはともに浦和レッズジュニアユースの主力として、昨年末の高円宮杯第36回全日本U−15選手権を制したMF和田武士とCB松坂碧生に加え、MF宮崎叶の3人の1年生が先発に名を連ねた。
4−2−3−1の浦和ユースは序盤、FKやCKから決定的な場面を作られながらも無失点で凌いでいたが、33分に安藤からFW大藤颯太(3年)を経由し、最後はFW金子琉久(3年)に先制点を決められた。その後も前半はほぼ相手のペースで進み、3度のピンチを招いた。
今季から浦和ユースの指揮を執る阿部勇樹監督は、「押し込まれたことで、気持ちが少しずつ後ろ後ろに向き、消極的な守りになってしまった。それで攻撃にパワーを出せなかったですね」と決定機1度、シュート2本に終わった前半を振り返った。
浦和ユースは後半18分、ボールロストから金子の中距離弾でリードを広げられた。しかし2点を追う立場になったことで吹っ切れたのか、中村虎太郎と交代出場の高橋温郎(ともに2年)の両ウインガーが、両外からスピード豊かに進撃。30分に左SB田中一信、(3年)が決定的なシュートを放つなど、主導権を奪い返した。
32分には中村の突破からPKを獲得すると自ら沈めて1点差。2分後にも縦パスを預かった高橋が強シュートをお見舞いしたが、GKの好守に阻まれ追いつけなかった。
浦和ユースはSB薄井翼、FW山根且稔(ともに3年)やCB田中義峯、MF小川直澄(ともに2年)といった主力がいずれも故障で離脱中。そんなチーム情勢のなか、全員がプレミアリーグ初体験にもかかわらず、難敵を相手に健闘したと言える。
阿部監督も「思い切りプレーするのが今日の目標だったので、みんなよくやってくれた。負ければすべて僕らが責任を取るのだから、腰の引けた試合だけはしてほしくなかった」と初戦を総括する。
今季の目標を尋ねると「プレミアは強豪揃いだし、挑戦者として目の前の試合に全力を注ぐだけです」と謙虚に語るが、「ボールを大切に動かしながら、後ろから(仲間を)どんどん追い越すプレーができるチームにしたい」と現役時代の自らを投影するような闘争心ものぞかせた。
昨季からのメンバーでもある主将のMF和田直哉(3年)は、「立ち上がりは緊張したが、経験者の僕らが引っ張ろうと頑張った。次の柏レイソルU−18戦は必ず勝ちます」と話し、「阿部さんはボールを保持するビルドアップにこだわっています」と指導のベースを明かした。
阿部監督は24年度の日本協会Proライセンスコーチ養成講習会を受講し、昨季までS級と呼ばれJリーグクラブや日本代表の監督にもなれる資格を取得。21年に浦和で現役を退くと翌年から浦和ユースのコーチに就任し、同時に日本協会のロールモデルコーチとして17歳以下日本代表などを指導。昨季は浦和ユースのセカンドチームを率いた。
内舘秀樹アカデミーダイレクターは今季の浦和ユースについて、「高卒でも大学経由でも、トップチームに昇格できるだけの選手がどれだけ育つか見守りたい。阿部監督が指導者として成長するのも楽しみですね」と述べた。
取材・文●河野 正
