取材に対応したドジャース・大谷翔平(左)【写真:小谷真弥】

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第3戦の前日会見…大谷がリンドーアに言及

“ライバル”への発言に注目が集まっている。ドジャース・大谷翔平投手は15日(日本時間16日)、シティフィールドで行われたリーグ優勝決定シリーズ第3戦の前日会見に臨んだ。MVP争いの対抗馬とされるメッツのフランシスコ・リンドーア内野手についても言及すると、ファンは「相変わらず紳士的」「素晴らしいリスペクト」と感動の声を寄せている。

 大谷は今季レギュラーシーズン159試合に出場し、54本塁打と130打点で2冠。前人未到の「50本塁打&50盗塁」も記録した。対するリンドーアは、152試合出場で打率.273、33本塁打、91打点、OPS.844、29盗塁をマーク。卓越した遊撃守備を誇り、8月末の段階ではMVP投票で重視される勝利貢献度WARで大谷を上回っていた。その後、9月に大谷が爆発して差が広がったが、NYファンの中では“リンドーア推し”が根強く残っている。

 この日の会見では米記者からリンドーアについての質問が飛んだが、大谷は笑顔を浮かべながら「レギュラーシーズンからチームを引っ張っていると思いますし、それだけ素晴らしい選手ですし。会えば笑顔で挨拶して、素晴らしいグッドガイ」とコメント。続けて「僕も好きな選手の一人ではあるので」と敬意を払った。

 MVP争いはもちろん、ポストシーズンの勝敗を占う意味でもリンドーアは“ライバル”と言えるが、大谷らしい敬意を忘れぬ発言にX(旧ツイッター)を中心に感動の声が広がった。「こういう紳士的な対応ができるから好きになっちゃう」「大谷さん、流石です」「男前すぎる」「謙虚で常に相手をリスペクトしてる姿勢いいですよね」「素晴らしい関係性」などとコメントが寄せられている。(Full-Count編集部)