“超攻撃的ストッパー”を支える湘南キム・ミンテ。3バックの関係性に手応えを語りつつ、課題にも言及「改善できればさらに良くなる」
守備の要であるキム・ミンテは5月28日のトレーニングで負傷(右第4足趾、基節骨骨折)し、6月30日の21節・京都サンガF.C.戦(0−1)で復帰。京都戦ではチームを勝利に導けなかったが、翌節からは見事なパフォーマンスを示している。
キム・ミンテは、自身と郄橋、鈴木淳の3バックについて、説明する。
「この2試合(浦和戦、磐田戦)はすごく良いと思う。僕も彼らの長所を活かそうと意識していますし、できるだけ高い位置でプレーしてもらうために、試合だけでなく練習でも声をかけています」
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者貴裁監督(現・京都サンガF.C.監督)が指揮した2012年以降、3バックを基本システムにしてきた湘南では、両ストッパーが“超攻撃的”に振舞うシーンが度々あった。12年には鎌田翔雅と大野和成が、14年には遠藤航と三竿雄斗が、17年には山根視来と杉岡大暉が3バックの左右から積極的に駆け上がった。
そして、ストッパーの活躍が際立ったどのシーズンにも、頼れるディフェンスリーダーがいた。12年には遠藤航(当時はリベロが主戦場)、14年には丸山祐市、17年にはアンドレ・バイアが最終ラインを統率しつつ、3バックの両翼を押し上げたのだ。
キム・ミンテ、郄橋、鈴木淳は、過去に好印象を残した3バックと重なる部分が多い。中央の47番が左右のふたりに指示を送りつつ、“超攻撃的ストッパー”のふたりは機を見て果敢に持ち運ぶ。良好な関係を築きつつある3人が、好調のチームを牽引していると言えるだろう。
ただ、キム・ミンテは今の3バックの弱点についても言及する。23歳の郄橋、21歳の鈴木淳の守備について「まだまだこれからの部分も多い。対人の強度など、改善できればさらに良くなる」と話し、自身の経験を伝えていきたいと口にする。
連動性を高めている3人は、さらにチームを勝利に導けるか。郄橋と鈴木淳がより成長できれば、魅力的な最終ラインが整うかもしれない。
取材・文●岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)
