ブロガーのリリー・シウィク氏が、チャットツールのDiscordとオーディオデコードプログラムを使い、ダイヤルアップ接続を実現しました。

Dial-up over a Discord Call - The Cool Blog

https://www.lilysthings.org/blog/discord-dialup/

2020年代のPCには、ダイヤルアップ接続を行うためのモデムは基本的に搭載されていません。そのためシウィク氏はモデムをエミュレートするプログラム「minimodem」を探し出します。これはモデムトーンをデコードまたは生成するプログラムです。

続いてシウィク氏はノートPCを2台用意し、片方を送信側に、もう片方を受信側として選択。両方のPCでDiscordを開いて通話を始め、送信側から300ボーの信号を発信するように、受信側は300ボーを受信するよう設定しました。以下の動画で「ピーガガガ」という独特の音を聞くことができます。



送信側のPCでテキストを入力してEnterキーを押すと、テキストが信号に変換されてDiscordを介して送信され、受信側のPCでさらに信号がテキストに変換され、表示されました。



シウィク氏がボー・レートを調整したところ、2100ボーなら確実に動作することが判明。さらにテキストファイル以外のデータを送れるように調整し、マシン間での双方向通信ができるように修正を加えます。

ただ、11.2kbのgzipファイルを送信するのがやっとで、ファイル転送をするたびにデータが壊れたりうまくいかなかったりしたとのこと。それがDiscordのせいなのか、インターネットのせいなのか、単純にデータ転送に適していないからなのかはわからなかったそうです。

シウィク氏は今回の方法でTelnetを使うことも試みていますが、失敗に終わっています。