アイコン:ファッションや美容においてもスター性を発揮している多彩な人々

ジェニファー・ロペス氏は、史上もっとも多忙な美容の創業者かもしれない。

国際的な女優であり、歌手であり、また起業家でもあるロペス氏は、つねに進行中のプロジェクトを抱えている。自身の名を冠したブランド、JLoビューティ(JLo Beauty)は、そんな彼女にとってビジネスであり、情熱的なプロジェクトでもある。2021年1月にローンチしたJLoビューティは、11月にデビューしたベソバーム・ウルトラハイドレーティング・リップマスク(Beso Balm Ultra-Hydrating Lip Mask)や、2022年にデビューしたJLoボディ(JLo Body)コレクションのトラベルサイズなど、現在は11の製品を誇る。小売面では今年、リボルブ(Revolve)、Macy's.com、メイシーズ(Macy's)の一部店舗と提携し、同ブランドは流通の幅を広げた。またハイドラフェイシャル(Hydrafacial)とのコラボレーションを国際的に開始している。さらにJLoビューティはコンテンツクリエイターのコミュニティを確立、クリエイターらに舞台裏へのアクセスや特別招待、スニークピーク、最初の所有権などを提供している。

そのロペス氏がGlossyの取材に応じ、美容ブランドの創業者としての道のりや進化する美容との関係、JLoビューティの長期的な目標などについて語った。

ーーあなたはキャリアの初期からビューティアイコンとみなされてきた。美容のカテゴリーでブランドをローンチするのに、なぜこんなに時間をかけたのか?



「何年ものあいだ、私が聞かれる質問の第1位は肌に関することだった。なので、自分が学んだことを分かち合わなくてはという義務に近いものを感じていた。この夢を実現するのに20年という歳月を費やした。ブランドに自分の名前を付けるからには、すばらしいものにしなければならないと思ったから。JLoビューティは私の価値観を忠実に反映し、私が誰であり、何を信じていて、どのように生きているのかを表すものでなくてはならないため、みずから開発のあらゆる局面に関わっている。100回以上の製品開発を経て、即効性だけでなく、臨床的に示された長期的な効果など、さまざまなメリットがある処方を考案している」。

ーー美容との関係はファッションとの関係と似ているか、それともファッションとは異なっているのか?



「ファッションと私の関係は、美容との関係よりも発展的だ。ファッションではあれこれ試してみるが、美容では自分が固執している確実に信頼できるルーティンがある。特に多忙なライフスタイルを送る私には、それが効果的だとわかっているし、本当にそうしたことに対しては忠実でいる。何歳だろうと自分の肌に満足する権利はある。長年の努力と自己愛が、私の体、私の声、私の選択、そして私の過ちさえも含む、自分自身のありとあらゆる面をためらわずに堂々と受け入れることを教えてくれた。そのすべてが私を私という存在にしている。私にとって大切なのは、特定の業界との関係よりも、同じような哲学を持つ人々やブランドと調和することだ」。

ーーJLoビューティは美容業界にどのような影響を与えたいと考えているか?



「すべての女性に夢を生きる力を与えたい。なりたい自分になるのに遅すぎるということはないし、早すぎることもない。消費者が頭からつま先まで若々しく見えるために、必要なものすべてを確実に提供できるよう、私たちはスキンケアとボディケアを発売した。そして将来的には新しいカテゴリーへと拡大する予定だ」。

[原文:Jennifer Lopez, JLo Beauty | Glossy 50 2023]

EMMA SANDLER(翻訳:Maya Kishida 編集:山岸祐加子)