TOKYO, JAPAN - MARCH 17: Hayato Sakamoto #6 of the Yomiuri Giants looks on during an exhibition game against the Seattle Mariners for the 2019 Opening Series at the Tokyo Dome on Sunday, March 17, 2019 in Tokyo, Japan. (Photo by Alex Trautwig/MLB via Getty Images)

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 またも球界から女性問題のスキャンダルが噴出した。10月26日、「文春オンライン」に報じられたのは広島カープの中村奨成選手(23)による中絶トラブルだった。

 同サイトによると、今年5月、中村選手はSNSを通じて出会ったA子さんに告白して交際をスタート。その後、妊娠に気がついた女性がインスタグラムのDMで中村選手にそのことを報告すると、中村選手からは〈え、産むん?〉〈だからおろすしかないじゃん〉などのメッセージが送られてきたという。

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 その後は女性が広島まで会いに行った際も中村選手は取り合おうとせず、対応は弁護士任せになったという。中村選手に関しては当該の女性以外の複数女性に「SNSナンパ」を行っていたと報じられている。この件について、広島球団は「中村に確認が取れないので、回答できません」と回答している。

 渦中の人物となった広島、中村は2017年ドラフト1位入団。名門の広島・広陵高校出身で17年夏の甲子園では夏の甲子園最多の1大会6本塁打を放つなど、大型スラッガーとしても注目を集めた。今年でプロ5年目となり、ヤクルト・村上、日ハム・清宮らの「村上世代」の選手でもある。今季は27試合に出場し打率・193、0本塁打、5打点に終わっている。

 また女性をめぐる中絶トラブルといえば、記憶に新しいのが9月に報じられた巨人・坂本勇人内野手(33)の問題もある。今回と同じく「文春オンライン」に報じられたもので、女性に中絶を迫る生々しい音源まで流出したことで、一気に坂本人気が低下したともいわれている。最近ではDeNAの若手選手をめぐっても、女性からSNS上で告発されるなど、野球界をめぐっては女性問題が後を断たない。

 この背景には何があるのか。一つにはSNSが発達した時代も影響している。

 「以前ならば、メディアに告発するなどはハードルが高かったが、最近はSNSがあることで自分発信で行うことができる。曲解されることもなく、思ったことを伝えられることで今後もこういった流れは続きそうです」(出版関係者)

 一方で野球界にまん延している雰囲気もある。

 「現代ではなかなか理解されにくいが、大金をもらうプロ野球界において、これまでも女性関係のトラブルやお金にまつわるトラブルは球団がらみでカバーしてきた歴史もある。こういった問題に関して、ある意味鈍感になっている部分もあるのではないか」(放送関係者)

 一方で坂本問題と比較されるのは銀座のクラブでの狼藉が報じられ、謹慎となった俳優の香川照之のケースもある。

 香川については過去に起こした銀座で働く女性に起こした乱暴行為で数々のCM、出演番組を降板。現在に至るまで現場復帰の目は見えてこない。

 浮き彫りになっているのは野球界と一般社会の感覚の乖離だ。

 「野球選手だから何をやってもいいという時代はとうに終わっている。球団は文化公共財の側面もある。球団も選手教育を今一度、しっかり行う必要があるのではないか」(同)

 現在はヤクルトとオリックスによる日本シリーズの熱戦が連日繰り広げられている。年に1度の頂上決戦、本来ならば野球の魅力、醍醐味が存分に伝わる時期に報じられた何ともやるせない事件。当該選手たちは何を思うだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]