侵攻想定の軍事演習、台北港や河口防衛 台湾

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(新北中央社)中国軍の台湾侵攻を想定した定例演習「漢光38号」は27日、3日目が行われ、北部の要所である台北港、淡水河河口、八里ビーチ(いずれも新北市)を守る訓練が実施された。敵軍の上陸を防ぐため、戦闘ヘリAH64Eや戦闘機IDF(経国号)、戦車などが投入された。

台北市内を流れ、台湾海峡に注ぐ淡水河。その河口に加え、隣接する台北港や八里ビーチは市中心部に近いことから防衛の要とされ、「鉄の三角形」と呼ばれる。

この日は、中国軍のヘリや戦闘機が台北港一帯を攻撃し、揚陸艦などが淡水河を遡行(そこう)しようと押し寄せてきた場合を想定。港、河口、ビーチのそれぞれに分かれ、上陸を企てる敵軍に対抗する作戦を展開した。

国軍の艦艇が機雷を海中に敷設するとともに、陸上では敵軍の接近に警戒し、無人航空機がビーチのそばを飛び交った。戦闘ヘリAH64Eなどは赤と青のチームに分かれて対戦。IDFは地上の敵軍を攻撃した。

敵軍の侵入を防げなかった場合、淡水河に架かる関渡大橋を破壊することも計画の一つとされ、沈んだ橋と川の堆積物で敵軍の艦艇の侵入を防ぐ方針だという。

また、第三作戦区政戦主任を務める史順文少将は、鉄の三角形と呼ばれる3カ所に加え、淡水河口から台北市中心部にかけて鍵となる場所には対戦車兵器を配備し敵軍の来襲に備えると説明した。

(游凱翔/編集:楊千慧)