画像提供/千々和ヨシコ

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 05年度まで公表されていたお金持ちランキング、通称“長者番付”に必ずと言っていいほど出現していた職業、「漫画家」。給料制の人々が憧れる印税生活を送れるだけあって、さぞかし儲かるに違いない。ああっ、一体どれだけバブリーな日常を過ごしているの!?

 そんな知らざれる漫画家の実態について迫っているのが、福岡を中心に発売されているローカル誌『no!』だ。特集記事の「いろんなお仕事」では、月刊『デザート』で活躍中の千々和ヨシコ先生がインタビューを受けている。気になるその年収についてのコメントは・・・「漫画だけではまだ食べていけない(涙)」。えええっ!? 一体なぜっ!?

 「連載ではないので、原稿料の収入が不定期なんですよ。なので、他に漫画の専門学校の非常勤講師のバイトをしながら家計をやりくりしています」(千々和ヨシコ先生)

 なるほど。連載を持っていない漫画家の作品が掲載されるのは不定期であるため、おのずと原稿料による収入も不定期に。さらに連載以外の作品が単行本化されることは難しいため、印税ではなく、その原稿料が主な収入源となる・・・ということらしい。

 では、その原稿料とやらの相場はいくらくらいなのだろう? とある漫画雑誌の編集者の方にお話を伺ってみた。

 「誌によって変わると思いますが、月刊誌の場合、大体1ページで1万円前後。ひと月に25ページの作品が掲載された場合、単純計算でその月の原稿料は約25万円となります」(某漫画雑誌 編集者)

 25万円・・・。“新入社員の初任給+α”といったところか。その額で不定期収入だと、確かにキビシイかも〜。その他に、漫画家ならではのこんな苦労エピソードも。

 「毎回“締め切り地獄”に陥ります(笑)。締め切り5日前当たりから睡眠時間が極端に減り、めちゃくちゃしんどい・・・。あと、アイデア出しにも煮詰まったり。ど〜しても思い浮かばないときは、困ったときの神頼みならぬ、困ったときの編集者頼み! 一緒にアイデアを考えてもらってます」(千々和ヨシコ先生)

 聞けば聞くほど、並々ならぬ労力が予想される職業、漫画家。しかし、千々和先生は最後にこうも語ってくれた。

「私にとって、漫画家とは“夢を叶える仕事”。現実では絶対に起きないことも、漫画の中でなら叶えられる。自分の妄想を炸裂させられる、最高の仕事だと思っています!」(同)

 労力の向こうには、並々ならぬ喜びが待っているのだ。(安田明洋/verb)

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