◆「ESG投資のリーダー」アムンディ

 アムンディ・グループは、フランス・パリに本拠を置き、運用資産額が約1.8兆ユーロ(約240兆円)を有する欧州最大、かつ、世界でもトップ10に入る運用会社だ(2021年9月末現在)。「責任投資」については、パイオニアといえる存在で、1989年に第1号の「エシカルファンド(社会的貢献度が高い企業に厳選投資するファンド)」を設定するなど、国連が「責任投資原則(PRI)」を制定し、関連機関に署名を求めた2006年以前から、金融に求められる社会的な役割を自覚した運用を行っていた。また、2014年にはMSCIと「低炭素インデックス」を共同開発するなど、ESG投資のリーディングカンパニーといえる。

 2021年9月末時点で責任投資関連の運用資産残高は約8,020億ユーロ(約103兆円)に達しているが、同グループでは現在、2025年に向けた4カ年計画「Ambition 2025」を策定し、「持続可能な発展に貢献するためのESGプロダクト拡充」「投資先企業とのエンゲージメントを深化」「ESGの目標に沿った社内での取り組み」を進めている。「グリーン・ワールド」は、このようなグループの取り組みを活かした新しいファンドで、「ファンド・オブ・ファンズを採用したESGファンドは欧州にも存在しない」(前田氏)という。

 グループには約2,000の運用戦略があるが、その中で、「グリーン・ワールド」の運用方針に適うファンドは約20ファンド。うち、5本のファンドを当初組み入れて運用をスタートした。また、2021年12月には6本目のファンドとしてフード(食糧)に関するファンドを投資対象ファンドに追加し、組み入れを検討しているという。食糧問題は、SDGsの目標である「飢餓をゼロに」などとも関わり、世界的に大きな課題といえる。このファンドは、「食糧に関して、農業から加工、流通までのフードチェーン全体に投資するファンドで、関連業界の当面の業績見通しも強気だという報告を受けています」(同)としている。

 前田氏は、「環境・気候変動については、テーマとして投資家の関心が今後ますます高まると考えます。特に、機関投資家の間ではESGは必須のテーマになっていて、もっとも資金が入りやすいテーマになっています。個人投資家の間での関心も、徐々に高まっていくことと思います」と語り、同ファンドの特徴から「環境ファンドのコアとなるファンドとして活用いただきたい」と語っている。そして、多くの投資家にとって「あらゆるセクターに目配りしてアロケーションしながら投資する『グリーン・ワールド』は、長期の視点で保有するファンドとしてご活用いただきたい」と長期投資に相応しいファンドとして紹介している。(※「グリーン・ワールド」はアムンディ・ジャパンの登録商標)(情報提供:モーニングスター社)