NHK桑子アナ報道で考える“元カノを暴露する男性たちの心理”

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NHKアナウンサー桑子真帆さん(34)と関係を持っていたと自称する男性からのリーク記事が写真週刊誌「FLASH」に掲載され、様々なリアクションを生んでいます。

記事によると、桑子アナと男性(Aさん)は大学の先輩後輩という関係。15年前に出会って男女の間柄になり、その関係は9年にも及んだそうです。

Aさんは9年の間で「彼氏」にはなれず、桑子さんが東京進出後にLINEなどをブロックしたことで一方的に関係終了となったといいます。

記事には過去のプリクラや桑子さんの恋愛遍歴や性格がつづられており、完全に黒歴史を暴露された形になります。

看板アナの過去の素顔には驚くものの、一般的にも過去の恋愛話を暴露する男性って一定数います。そこには一体、どんな感情があるのでしょう。

■過去を暴露する心理

例えば元カノの共通の知人に対して、元カレ側があーだこーだと吹き込むケース。皆さんも、耳にしたことはないでしょうか。内容や関係性の差こそあれ、これもれっきとした黒歴史暴露の1つです。

はたまた最近だとTwitterで元カレ側(元カノ側であることもある)が、元交際相手を指すような匂わせツイートをしていたのも見かけました。これも相手側からすれば黒歴史暴露の1つですよね。

過去の関係性を攻撃的な視点で暴露する心の元は、嫉妬や復讐の炎によるものです。しかしSNSへの匂わせツイートのように攻撃性がそこまで高くない過去の暴露は、もっとべっとりとした感情がベースにあります。

それは未練とまでは言わないものの、「相手もまだ自分にポジティブな気持ちを持っているはず」という漠然とした思い込みです。

「別れても相手は自分のことを大好きではないまでも、嫌いにはなってないはず」と思っている人っていませんか。その心理が、過去の暴露を誘発するトリガーだったりします。

今回の桑子さんの報道がどうだったかは定かではありませんが、よく「愛と憎しみは紙一重」なんて言います。

相手へのポジティブな気持ちが叶わないのであれば、いっそ全部ダメにしてしまえ。そんな破壊心のようなものが、黒歴史暴露にはあるのです。

■黒歴史暴露で試される、今カレの懐の深さ

同じ女性として桑子さんの今の心境がとても心配なのですが、正直、この状況というのは今カレの懐の深さや2人の関係性が試される場面ともいえます。

これで今のカレが「見損なったから無理」と判断するような人であれば、それは男性側の器の小ささや愛の移り気具合を露呈させることになります。

またこれを機に話し合って「合わない」と2人で結論を出したのであれば、それはキッカケが何であれ、早期に2人の問題への向き合い方の違いが見えたということ。ある種、ラッキーとも考えられます(実際、そのときはラッキーなんて思えないものですが)。

恋愛を続けていれば黒歴史が分かったり、いろんな問題が起きたりします。でも起きた問題を2人で超えていくことによって、絆は生まれてきます。

黒歴史なんて誰だってありますし、それがあってこその今の成長なわけです。どうか9年も前のできごとによって、1つの今の恋愛が終わりを迎えませんように。そして9年も前のできごとに世間の評価がゆらぎ、それによって厳しすぎる社会的な制裁が起きませんように。

(文:おおしまりえ)