サムライブルーで辣腕を振るったアギーレが日本復帰の可能性を語った。 (C) Getty Images

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 メキシコの智将が再び日本で辣腕を振るう可能性は、どれほど残されているのだろうか。

 今から約1か月前にスペイン紙『Marca』のメキシコ版は、かつて日本代表を指揮したハビエル・アギーレが、アメリカのメジャーリーグサッカー(MLS)とJリーグのクラブからオファーを受けていると明かした。

 驚きのニュースをすっぱ抜いた同紙のアンドレ・マリン記者は、「アギーレは冷静に吟味している」と伝えたうえで、「“メキシコ史上最高のコーチ”は、自身の目標に焦らずに向かっている。今はアメリカか日本のクラブに行くどちらか2つのオプションに絞っているようだ」と報じた。

 その報道が出てから静観を貫いてきたアギーレだが、現地時間10月21日についに自身の考えを明らかにした。米スポーツ専門メディア『ESPN』の取材で、自らの去就について問われた61歳の指揮官は、「興味のあるところと連絡は取った」と明かした。

「MLSに惹かれるか? それはイエスだ。アメリカには何人かの知り合いがいて、あるクラブと契約の可能性があり、私の名前も挙がっていた。そのクラブは最終的に他の選択肢を選んだが、日本とアメリカでは、今も私の名前がまだ挙がっていると聞いている」
 
 今年7月にレガネスの指揮官を退任し、“就活”の真っ最中であるアギーレは、海外での指揮に魅力を感じているようだ。母国復帰の可能性を問われると、こう返している。

「今はその資格があると思わない。私の決意ははっきりしている。メキシコで試合は見たが、22人の選手たちの名前すらしならない。国内のリーグ戦も毎日フォローしているわけではないから申し訳ないと思う。私よりも良い準備をしている若い監督に道を譲らなければいけないし、それも人生の一部だ。何よりオファーがないよ」

 還暦を過ぎてもなお、国外での挑戦に意欲を示すアギーレ。本人はJリーグクラブからの関心を明言しているが、はたして、“日本復帰”は実現するのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部