スピーチを行ったマイケル・ジョーダン氏【写真:Getty Images】

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「私の泣き顔がまたネットで話題に…」悲しみを隠すスピーチで笑い呼ぶ

 1月にヘリコプターの墜落事故で亡くなった米プロバスケットボール(NBA)レイカーズのレジェンド、コービー・ブライアント氏と娘のジアナさんの追悼式が24日(日本時間25日)、レイカーズの本拠地ステープルズセンターで行われ、多数の現役選手、OBらが駆け付ける中で、マイケル・ジョーダン氏の涙のスピーチが感動を呼んでいる。

 弟分を襲った突然の悲劇。追悼式で壇上に上がったジョーダン氏もこみ上げてくるものを抑えきれなかった。故人との様々な思い出を回想しながら、言葉を紡ぐ“神様”。聞いている側も涙なしにはいられない様子だったが、途中で聴衆の笑いを誘う場面もあった。

 溢れ出る涙をぬぐおうともしないジョーダン氏は、こんな言葉を発した。

「彼には参ったよ。私の泣き顔がまたネットで話題になってしまうじゃないか」

 コービー氏への愛が溢れた、別れのジョークだった。過去に自身の泣き顔が加工されネット上で話題となったことを引き合いに出してのものだが、これには会場から長い拍手と笑いが巻き起こったという。

コービーへの愛にファンも感動「彼を見て元気が出たよ」

 米スポーツ専門メディア「ブリーチャーレポート」が実際のスピーチのシーンを動画付きで投稿。すると実際にジョーダン氏が涙ぐみながら、発した言葉にネット上のファンも感動を誘われている。

「レジェンドからレジェンドへのメッセージ」
「真のレジェンドがコービーに敬意を表している……」
「今までのジョーダンのスピーチで最も正直なメッセージだ」
「偉大な瞬間」
「ユーモアを言う彼を見て元気が出たよ」
「ジョーダンのこの言葉は一生忘れない」
「レジェンドが人々を笑顔にしてくれた」
「悲しい時間だったけど、笑わせてくれた」

 涙なしにはいられない、別れの時間の中でも笑いをもたらしたジョーダン氏のスピーチ。コービーとの永遠の絆は、観るものに感動と勇気を与えていた。(THE ANSWER編集部)