インバスケット研究所は1月27日、「管理職の実態と本音」に関する調査結果を発表した。調査は2019年12月にネット上で実施し、男女509人から回答を得た。

管理職の7割以上が「管理職になり、部下との心の距離感が遠くなった気がして寂しいと感じたことがある」(70.7%)と答えた。一方、部下に同様の質問をしたところ、7割以上が「そんなことない」(73.5%)と感じていることが分かった。

管理職になりたかった理由は「給与アップ」「業務の幅を広げたい」など


「管理職になりたかったか」と聞くと、「なりたくなかった」(8.4%)、「どちらかというと、なりたくなかった」(29.1%)の合わせて約4割が"なりたくなかった"ことが判明。

今後のキャリアプランについては1位が「現状維持」(42.7%)となり、以降の「更なる昇進」(18.3%)、「転職」(16.9%)、「独立・起業」(11.9%)、「経営層への昇格」(9%)とした回答者の割合を大きく引き離した。

「管理職になりたかった」という回答者に理由を聞くと、20代の1位は同率で「業務の幅を広げる」「裁量ある仕事をしたい」(各34.8%)だった。30〜50代で1位だったのは「給与アップ」(各69%、76.8%、80.4%)、60代では「裁量ある仕事」(71.1%)だった。

一方、管理職を経験した回答者に「現在の不安・不満」を聞くと、20代のトップが「部下の育成」(38.5%)、30代では「業務量の増加」(35.7%)だった。40代では「業務量の増加」「経営者からのプレッシャー」(各45.7%)に。50〜60代でも40代同様に「経営者からのプレッシャー」(各36%、40.8%)が1位だった。

また、理想とする管理職の人物像を男性に聞くと、最多は「適切な判断・対処ができ、頼りがいのある人」(38.8%)だった。次いで「責任を持ってチームを引っ張ってくれる人」(37.7%)、「部下の意見や考えに耳を傾けてくれる人」(33.2%)と続く。

女性の1位も同様に「適切な判断・対処ができ、頼りがいのある人」(42.2%)だった一方、以降は「分かりやすい指示ができる人」(28.1%)、「仕事に気分の浮き沈みを持ち込まない人」(26.7%)と男性とは異なる回答が寄せられた。