日韓関係の悪化でK-POP業界が自主規制…MAMAの日本単独開催にも疑問の声

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今年の春まで、韓国のニュースで「日本オリコンチャート1位」「日本ファンミーティング成功裏に終了」といったK-POPアーティストの記事は珍しいものではなかった。

しかし、最近は一部の事務所を除いて所属アーティストの日本活躍をおおっぴらにしていない。

韓国のK-POP業界は今、静観の構えを見せている。

今年は名古屋で単独開催!“アジアのグラミー賞”目指すMAMA、初のドーム&史上最大規模

変わった日韓関係…プレスリリースも控えめに

2016年7月、中国の限韓令によってK-POPアイドルの中国活動が制限されて以来、海外活動における最も大きな市場は日本だ。

日本はK-POPと韓流コンテンツに対する需要が多く、新人はもちろん、成長を図るグループにとっていい窓口になる。人気グループもまた、日本でのアルバム発売やコンサートなどで想像以上の収益を得ている。

ただ、今年の夏から日韓の関係が急変。

韓国に対する日本の輸出規制を受け、韓国では日本製品の不買運動が広がるなど、日韓の関係が冷え込んだのだ。

現在も多くのK-POPアーティストが日本でアルバムを発売し、大規模ツアーやファンミーティングを行っているため、K-POPアーティストの活動に直接影響を与えるとは言えないが、日本での活動を知らせることに対し、多くの事務所は慎重な立場にある。

K-POP関係者は言う。

「政治と文化交流は関係ないとはいうが、日本旅行をして非難を受けたケースがあっただけに、(非難の)ターゲットにならないように気をつけているようだ。現在日本に対する感情がよくないので、自然とプレスリリースも控えている」

他の芸能事務所関係者は、「隠す事ではないが、現状を見る限り事務所の立場で日本活動を話すのは容易ではない。ただ、日本活動は以前と変わらず行っているし、日本のK-POPファンも日韓関係を気にしていない様子だ。韓国ファンもアーティストが日本で稼ぐことについては文句を言わない」と伝えた。

MAMAの日本単独開催に疑問の声

そんな中、Mnetが主催する「Mnet Asian Music Awards」(以下、MAMA)が今年12月に日本・ナゴヤドームでの開催を知らせた。

「史上初のドーム開催」「史上最大規模」を掲げて民間の文化交流は続くべきだと主張しているが、虚しい叫びに他ならない。

香港で続く反政府デモの影響で香港での開催が難しくなり、開催地に関して様々な噂が流れた。中には現在の日韓関係を考慮して名古屋開催も考え直すべきだとの意見もあったが、CJ ENMは日本単独開催を選んだ。

これについて、一部からはCJ ENMおよびMnetの日本での事業や活動を計算した動きではないかとの指摘が出ている。

“アジアのグラミー賞”を目指すMAMAが、K-POPの本場・韓国ではなく海外で開催されることに多くの疑問はあった。ところが今回、K-POPアーティストを労う意味をもつイベントを日本で単独開催する知らせに、K-POPファンの不満は膨れ上がっている。

大型事務所の関係者は「名古屋で授賞式を行うのは、少し違う気がする。ファンはもちろん、一般大衆からもこの状況なのにどうして名古屋で授賞式を開催するのかと疑問に思う人が多い。香港は現地の状況が難しいとして、まさかの韓国も排除されたので非難の声が上がっているようだ」とコメントした。